3月1日より応募開始!子どもや子どもの産み育てを応援する「キッズデザイン賞」とは?

  by taka_c  Tags :  

「キッズデザイン賞」という言葉を見たり、聞いたりしたことはありますか?文房具やおもちゃ、家電、家具、建物をはじめ、最近ではアプリなどでも「キッズデザイン賞」の文字やマークを見つけることができます。

そんな「キッズデザイン賞」の応募が3月1日(金)から開始しました。
今年で第13回目を迎える「キッズデザイン賞」は、2007年の創設から「すべての子どもたちは社会の宝であり、私たちの未来そのものです。」を基本方針に掲げ活動を継続してきました。現在、応募数は累計4,549点、受賞数は2,705点にのぼり、多様化する社会問題に応える優れた作品を顕彰しています。

キッズデザイン賞:https://kidsdesignaward.jp/

今回は、思ったよりも身近にある「キッズデザイン賞」がどんな賞なのか、詳しく紹介していきたいと思います。

そもそもキッズデザイン賞とは?

「子どもの安全や創造の育成」「子どもを産み育てる環境づくりに貢献する」という目的を満たす、すべての製品・建築・空間・サービス・活動・研究を対象とした顕彰制度です。
これまでに、子どもや子育ての社会課題に応える受賞作品は、広く社会に発信されてきました。
子ども用にデザインされたものだけでなく、大人・一般向けに開発されたものでも、子どもや子育てに配慮されたデザインと評価されたものも顕彰の対象になります。

キッズデザイン賞の3つの応募部門と5つの応募カテゴリー

キッズデザイン賞には、3つの応募部門と5つの応募カテゴリーがあります。

〈3つの応募部門〉

・子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門
・子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門
・子どもたちを産み育てやすいデザイン部門

〈5つの応募カテゴリー〉

・プロダクト
・アプリケーション・サービス
・建築・空間
・コミュニケーション
・調査・研究

スマートフォンの普及もあり、今や「子育て」と「アプリ」は切っても切れない関係にあります。応募カテゴリーの「アプリケーション・サービス」は、子育てアプリのニーズ増加を背景に、昨年新設されたそうです。昨年は、共働き家庭や不安になりがちな妊娠時期をサポートするサービスなどの応募が多数ありました。子育てをサポートしてくれるアプリは今後も注目が高まりそうです。

「キッズデザイン賞」の賞体系

キッズデザイン賞 受賞作品

「子どもの安全や創造の育成」、「子どもを産み育てる環境づくりに貢献する」という目的を満たすデザインとはいったいどのようなものなのでしょうか?昨年の受賞作品をいくつか見てみましょう!

〈最優秀賞 内閣総理大臣賞〉


作品名    QuickFree
企業・団体名 YKK株式会社

■作品の概要

ファスナーのスライダー部品を改良することで、ファスナーの開製品の操作がしやすくなりました。操作性の向上によって子どもが一人で衣服を着脱することを助け、親も着せやすくなります。また、左右に一定の力が加わるとスライダーが外れてファスナーが開く解放機能を備えています。

(引用:http://www.kidsdesignaward.jp/search/detail_180513

〈優秀賞 経済産業大臣賞〉

作品名    MESH
企業・団体名 ソニー株式会社 MESHプロジェクト

■作品の概要

MESH(メッシュ)は、様々なアイデアを形にできるツールです。センサーやスイッチなどのブロックと身近なものを組み合わせ、プログラミングによって仕組みを作ることができます。これからの時代に必要な、新しい仕組みを生み出す創造力や、身の回りの課題を解決する思考力などを、手を動かしながら楽しく身につけていくことができます。

(引用:http://www.kidsdesignaward.jp/search/detail_180515

〈優秀賞 少子化対策担当大臣賞〉

作品名    ベビーカレンダーアプリ
企業・団体名 株式会社ベビーカレンダー

■作品の概要

「ベビーカレンダーアプリ」は、妊娠中のプレママ・子育て中のママとパパに医師・専門家監修の安心かつ信頼できる妊娠・出産・育児の情報を提供することで、ママとパパが安心して赤ちゃんを産み、笑顔で子育てできるようサポートをします。

(引用:http://www.kidsdesignaward.jp/search/detail_180044

「MESH」と「ベビーカレンダーアプリ」の2つの受賞作品は、情報・アイデアをどこにでも、簡単に持ち運べる商品です。インターネットとつなぐことが出来るMESHや、医師・専門家監修の子育ての情報がスマートフォンで見られるベビーカレンダーアプリには、ICT(情報通信技術:Information and Communication Technology)による人との「つながり」があります。子どもの教育や子育てをする上で、人との「つながり」は「子どもの安全や創造の育成」「子どもを産み育てる環境づくりに貢献する」に、とても重要なものです。

子どもたちの未来を創る

これまで受賞した製品、空間、取り組みは、メディアや各地の展示・イベントなどで広く紹介され子どもたちの未来を創る大切な要素となっています。また、受賞するとキッズデザインマークを使用することができ、受賞作品の販売促進・PRにもなります。
『子どもが育ちやすい。子どもを育てやすい。』このような取り組みを探しているキッズデザイン賞に応募してみてはいかがでしょうか。
第13回キッズデザイン賞にも期待が高まります。

taka_c

新製品のレビューや、気になる調査結果を見つけて紹介する駆け出しライター。ライフハックから、旅行、グルメ、動物、アニメ、などなど日々の気になった情報を幅広く更新。