松本人志さんが新井浩文容疑者の性的暴行事件に怒り「マッサージは紳士の遊び」「こういうことをされると非常に我々はやりづらい」

2月10日放送の情報バラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ)で、出張マッサージ店の女性スタッフに性的暴行をくわえた疑いで逮捕された人気俳優の新井浩文容疑者について取り上げた。

メインパーソナリティーで「ある意味マッサージの専門家」と自称するほどマッサージファンという松本人志さんは

「こういうことをされると非常に我々はやりづらい。マッサージっていうのはね、簡単な話、受け身なんですよ。100%受け身がマッサージなんですよ。客は何もしないんですよ。向こうにやっていただくことをこっちは受け入れるしかないんですよ。紳士の遊びなんですよ。

(中略)

これをやられてしまうと特に芸能人は非常にやりづらい。向こうはこっちの為に一生懸命がんばってくれてるのに、嫌がることで返すって人としてダメだなと思う。」

と熱をこめて語り、新井容疑者の行為がマッサージファンとしても人間としても許されないものだと断罪した。

またゲストの宮沢エマさんは

「日本で性的サービスってすごくグレーゾーンだなって改めて思って、グレーゾーンであるがゆえに”イケた”みたいなことを言う方っているじゃないですか。ただ、イケちゃいけないわけじゃないですか、そもそも。私はこの業界に居て”地方に行くとけっこう羽のばせて遊んじゃうんだよね”みたいなことを言ってるのを聞いたことがありますし。どこかでバレさえしなければOKっていう空気感があるんじゃないのかな。

(中略)

(性的サービスが)合法化された方がもっと権利が守られるケースがあると思うんです。だけどグレーのままでいるからこそこういう被害者も出てしまう。」

と性産業のグレーゾーン化が今回の事件の遠因だったとし、また芸能界にはそういう状況を利用して楽しもうと考える者が一定数いることを示唆した。

今回、新井容疑者が利用した派遣型マッサージ店は性的サービスは一切行わない健全な店舗だった。

「出張型マッサージ店には風俗まがいの店が多くまぎらわしい」

という声もあるが、筆者の知る限り、店舗型のお店でも女性スタッフに対して男性客がセクシャルハラスメント発言をしたり露出行為におよぶことはままある。

松本さんの言う通り、こういった事件の問題は起こす人側にあるのではないだろうか。

※画像は『ワイドナショー』公式サイトから引用しました
https://www.fujitv.co.jp/widna-show/

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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