先日、セブン-イレブンから本格的な二郎系ラーメン『中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン』が全国発売され、日本中のジロリアンたちが歓喜に沸きました。
ガジェット通信でも速攻で実食レポートを行い、そのクオリティの高さに驚きましたが、なんと今度はファミリーマートからも二郎系のラーメンが発売されたことが判明。コンビニに空前の二郎ブームが到来か……!
セブン-イレブン発の二郎系ラーメン『中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン』がついに全国発売! 食べてみたら高すぎるクオリティに感動「気軽に二郎系を食べられる日が来るなんて」
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セブンの二郎系ラーメンを食べたのですから、もちろんファミマ版も食べないわけにはいきません。早速購入し、セブン版と比較しながらレポートしてみます。
『野菜マシにんにく醤油ラーメン』 税込550円
ファミマの『野菜マシにんにく醤油ラーメン』の販売価格は税込550円。セブンの『中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン』と同価格です。セブンのことを完全に意識した商品であることがうかがえますね。
続いて原材料や栄養成分を比較。原材料はどちらもほぼ同じでしたが、セブンの『中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン』は706kcalだったのに対し、ファミマの『野菜マシにんにく醤油ラーメン』は555kcalと控えめ。炭水化物の量も20gほど少なかったため、その分麺が少なくなっているのでしょう。麺の量はセブンが200gと記載されているのに対し、ファミマは記載されていませんでした。
また、量が少ないこともあってかレンジ加熱時間もファミマの方が短め。セブンが500Wで7分40秒なのに対し、ファミマは500Wで5分40秒でした。
実食レポート開始! セブンの二郎系ラーメンとは完全に別モノ!
それでは、レンジ加熱を終えたファミマの『野菜マシにんにく醤油ラーメン』をいただいてみましょう。
フタを開けた瞬間、部屋中に強烈なニンニクの香りが漂って……きません。「あれっ……?」と拍子抜けしてしまう感じ。かわりに蒸気と一緒に野菜の香りが広がっていきました。ふむふむ。
野菜(もやし&キャベツ)はさすがに本家ラーメン二郎や、二郎インスパイア系ラーメンほどの盛りはありませんが、コンビニ弁当としてはなかなかのもの。また、セブンの『中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン』よりキャベツの比率が高くなっているようです。中央に一味唐辛子が振りかけられている点も違いますね。
そしてなにより大きく異なるのは、刻みにんにくが盛り付けられていない点と、チャーシューの大きさ。さすがににんにく醤油ラーメンを名乗っているだけに、にんにくはスープの中に入っているのだと思いますが、チャーシューは薄く刻んだものが多めに入っているというスタイル。
これはこれで美味しそうではあるのですが、二郎系という物差しで評価をすると……やっぱりもうちょっと豪快さがほしいですよね。
野菜の隙間から麺を箸ですくい上げると、ようやくにんにくの香りが漂ってきました。どうやらスープの中にたっぷり入っているようです。
そして麺はしっかり極太ではあるのですが、セブンの『中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン』よりも加水率が高そうな感じ。表面がツルツルとしていて、二郎系の麺特有のゴワゴワ感は薄そう。
実際に食べてみても見た目の印象の通り。ツルッとした食感は美味しいのですが、二郎系だと思うとちょっとした違和感になってしまいます。
また、麺は茹でたてではないので当然コシは弱いですし、店で食べる二郎系を期待しすぎてしまうと麺を食べて「これは違うぞ!」となってしまいそう。
一方スープはにんにくの味が強め。パンチが効いています。この感じは十分に二郎系を彷彿とさせてくれるはず。ただ、セブンの『中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン』と比べるとアブラはかなり控えめ。スープの完成度は高いと思いますが、ここに不満を感じる人もいるかもしれません。
ラーメンとしての完成度は高め 二郎系を期待しすぎるとダメかも……?
セブンの『中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン』がしっかりラーメン二郎を思わせてくれたのに対し、ファミマの『野菜マシにんにく醤油ラーメン』は明らかに二郎っぽさが弱め。ただしラーメンとしての完成度は決して悪くなく、ラーメン二郎の影を追い求め過ぎなければ十分美味しく食べられるんじゃないかと感じました。
よくよく考えたら『野菜マシにんにく醤油ラーメン』は間違いなくラーメン二郎を意識したメニューではあるものの、二郎系だとは一言もうたっていません。あくまで“にんにく醤油ラーメン”として食べるべき商品なのでしょう。
それにしても立て続けに発売された二郎系コンビニラーメン。ここまで来たら、次はぜひローソンさんにも参入していただきたいと思ってしまいますね。期待しておきます!