【無料配信開始しました。】
誰も成し遂げる事が出来なかった福島原発避難区域内に動物シェルターを
立ち上げた一介の会社員の執念の軌跡を追った記録映画。
この記録映画は原発事故被災地・飯舘村に於ける惨状のごく一部です。
被災者側を批判する意図はなく、あくまでも動物たちを数年間も放置という
犯罪行為に対し、政府・行政及び東京電力・大手マスコミに対して、動物たちの
置かれた現状と権利・福祉及び法整備の遅れを告発する目的で
制作されました事をご理解ください。
https://vimeo.com/227587819
原発事故から八年。ずっと無人の村で、今もひとりぼっちで寒さに凍え、
空腹とのどの渇きに耐え、生活音さえない空間に取り残された命がある。
同じく無料配信が開始した前作『Zone存在しなかった命』を製作した強制避難区域内には、
まだ取り残された動物たちを救出・保護するという大義があった。
私も撮影をしながら、それなりの達成感があったのも事実である。
だが『みえない汚染・飯舘村の動物たち』の舞台となった居住困難区域・飯舘村は違った。
【福島第一原子力発電所から半径20キロ圏内の強制避難区域が『Zone存在しなかった命』の
舞台であり、飯舘村はその半径から更に20キロ離れた誰でも自由には入れるが住むことは
叶わないという居住困難区域である。】
映画で描いているので、ここでは語らないが、餓死・殺処分の方が
マシだと思えるほど、私の心は粉々に折れてしまった。
今後も心の底から笑えないほどに人間への絶望感に打ちのめされた。
分かりやすい善や悪ではない人間の営みという絶望感である。
