松本人志さん、指原莉乃さんら『イッテQ』やらせ疑惑にふれ「大輔かわいそう」

11月11日放送の情報バラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ)で『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)がラオスに“橋祭り”なる祭りがあるとねつ造した疑惑について取り上げた。

コメンテーターの松本人志さんは開口一番

「ちょっとかわいそうなのはニュースになった時に写真で大輔が使われたりするのがね、ちょっとやっぱりかわいそうかなと思いますよね。」

と『イッテQ』お祭り企画のレギュラーとして矢面に立たされている後輩芸人の宮川大輔さんの立場を擁護。

続けて

「こういう問題が出た時よく”バラエティはそもそもやらせだから”みたいに言うじゃないですか。その考え方も僕は実は嫌いで……けっこうガチもやってるからね。」

「その国の人にしたらそんな祭りやってないのに毎年やってるって言われるのは……日本人がもしそれをやられたら多少気持ちがよくないっていうのはわかります。」

と世間で沸き上がっている批判に対して自らの意見を披露した。

同じくコメンテーターの指原莉乃さんも

「もし自分が出てる側でロケしてる側だったら絶対にそれが実際に行われていた祭りかどうかなんてわからないじゃないですか。だけど突撃(取材)されるのは大輔さんじゃないですか。そんな突撃されてもこっちも今それ知ってびっくりだしって話じゃないですか。ちょっとかわいそうです。」

と松本さん同様に大輔さんの置かれている立場に同情する意見だった。

Twitter上でもこの疑惑について数多くの意見が噴出しているが、

「写真を使われちゃうのはかわいそうだね。ラオス側も全てを正直には言わないだろうし、日本の制作側は少し適当にやった感じがする」

「タレントがスポンサーや局の意向に従うのなんて当たり前だろーが仕事なんだから。ヤラセがバレた時に日本テレビやイッテQの制作陣がタレント守らないことに腹が立つ。いい加減トカゲの尻尾斬りみたいな風習辞めたら?」

「バラエティのヤラセなんて今に始まったことじゃないし、ヤラセだろうがなんだろうが、テレビは面白ければそれでいいと思ってるから、今回のヤラセがどうたらとかどうでもいい。 ただ、私が疑問なのは、なんで宮川大輔が謝ってんの??? 悪いのテレビ局でしょ???!」

などおおむね大輔さんに同情的なもの。

報道する側からすればこの疑惑を取り上げるにあたって大輔さんの姿は欠かせない素材だが、大輔さんは制作陣の指示にしたがって現地ロケに参加したいちタレントにすぎない。

大輔さんがねつ造を知ってあえて番組に参加していたなら責められるのも致し方ないが、それも定かでない状態で連帯責任を求めるのはあまりに酷な話だ。

※画像は『世界の果てまでイッテQ!』公式サイトから引用しました
http://www.ntv.co.jp/q/oa/20180819/01.html

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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