メーカーの本気を見てみたい! 品質優先で業界への信頼回復

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スクウェア・エニックスが10月11日発売予定のニンテンドー3DS用ソフト『ブレイブリーデフォルト』。
公式ツイートにて発売日よりも品質を優先させたと発言されており開発陣の自信を伺わせますが、「品質」という点においてゲームユーザーにとって忘れてはならないのがバグの存在です。

『ブレイブリーデフォルト』はニンテンドー3DS用のロールプレイングゲームとして2011年に発表。
これまでに3回の体験版が配信されてきましたが、プレイしたユーザーからの意見を取り入れる事で不満点を改善してきたことを公式サイトにて動画を交えて公開。
オンラインゲームではβテストを行うことでユーザーの意見を取り入れるのは普通ですが、オフラインゲームにおいてはありそうでなかった形です。
中には
「どうして不満点がメーカーのテストプレイの段階でわからないのか?」
といった声も見られたものの、実際に本作に対して興味を抱いているユーザーの声を取り入れれば、より確実に満足してもらえる内容へと仕上がる。
ユーザーにとっても不満点が解消されるのであれば歓迎するという声がほとんどのようです。

さて、「品質」という点で忘れてはならないのが不具合。
バグの存在です。
一言でバグと言ってもその種類は様々。
ゲーム進行に支障をきたすような大きなバグもあれば、普通のプレイではまず遭遇しないであろう細かいバグまであります。
こればかりはゲームの一部しかプレイできない体験版では確かめようがありません。

昨今ではオンライン環境が整ってきたことから、アップデートによる不具合解消という方法が多く見られます。
お金を払って手に入れたソフトの不具合が解消されるのですから結果としては良いのですが、そもそもこういった不具合の有無も含めての「品質」。
どれだけゲーム内容がしっかりしていようとも、不具合一つでそれが台無しになってしまうことだってあるわけです。
大手メーカーの人気シリーズや期待作に大きなバグや数多くのバグが発見される。
せっかく築き上げてきた信頼も消え失せてしまうでしょう。
複雑なプログラムを扱う中でバグはなくしようがないとされているものの、仮にバグがあったとしてもその大小問わずアップデートで改善という、無意識に植えつけられた常識には疑問を感じているユーザーもいるのではないでしょうか?

今回、公式ツイートでの「品質を優先させた」という台詞は自信のあらわれとも言えるでしょう。
開発陣が自信を持って送り出すこのソフトが、ゲーム内容のみならず「品質」という点でどのような評価を下されるのか?
メーカーがどの範囲までを「品質」と考えているのか?
話題作に大きな不具合が発見された今年の業界にとって面白い存在になるかもしれません。

※画像は『ブレイブリーデフォルト』Twitter画面からの掲載

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