日本では女性活躍担当大臣や一億総活躍担当大臣などが取り沙汰されたりしますが、世界初となる自殺防止担当大臣がイギリスで誕生しました。
10月9日、イギリス政府はテリーザ・メイ首相が、現職のメンタルヘルス担当大臣、ジャッキー・ドイルプライス氏を新設する自殺防止担当大臣に任命したと発表しました。自殺防止のため電話などで相談を受け付けている慈善団体『サマリタンズ』へ、政府から180万ポンド(約2億6400万円)の資金援助がされることも同時に発表されました。イギリスでは自殺が45歳以下の男性の主な死亡原因の1つとなっており、毎年4500人の自殺者がでています。
平成29年中における自殺の状況
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/H29/H29_jisatsunojoukyou_01.pdf[リンク]
日本の警察庁が発表したデータによると、日本国内の平成29年度総自殺者数は2万1321人と、イギリスの約4.7倍の数字となっています。社会の多様化やいじめなどの問題と絡めて考えると、イギリスだけでなく日本でも自殺防止担当大臣が必要なのかもしれません。
※画像:
https://www.jackiedoyleprice.com/about-jackie
※ソース:
https://www.gov.uk/government/news/pm-pledges-action-on-suicide-to-mark-world-mental-health-day
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/H29/H29_jisatsunojoukyou_01.pdf