キリンビールのクラフト缶ビールのシリーズである「グランドキリン」3種を飲み比べてみたのでレポートする。
最近はクラフトビールを飲むことができるお店も徐々に増えてはきているが、家庭でとなるとまだまだ敷居が高い。
そこで、手軽に家庭で楽しむことができるクラフトビール缶を記者の独断と偏見で味わってみた。
また、8月9日から開園する「Ginza Sony Park」の地下4階にある「”BEER TO GO” by SPRING VALLEY BREWERY」もレポートするのでクラフトビールを楽しむ立ち寄り場所として参考にしていただきたい。
グランドキリン JPL
グランドキリン JPLはジャパン・ペールラガーという意味のアルコール6パーセントの缶ビール。
国産麦芽と国産ホップで仕込んだ日本のビールここにありという感じの味わいで、従来からのビールファンも納得の出来栄えだろう。
今までビールを飲んできた層には特に好まれる、間違いのない選択といったところか。
グランドキリン IPA
グランドキリン IPAはインディア・ペールエールという意味のアルコール5.5パーセントの缶ビール。
複数のホップを用いた苦みのパンチがさわやかなビールだ。
クラフトビールならではのぜい沢なホップの使い方が特徴で、飲んだ時の苦みの後にホップ独特のさわやかな香りが広がる。
こちらは従来のビールでは満足のできないさらに特徴のあるビールを望む層にぴったりではないだろうか。
グランドキリン WHITE ALE
グランドキリン WHITE ALEは小麦を主体としたビールでアルコール度数は5.5パーセント。
ライトな口当たりで、いわゆるビール感は強くなく飲みやすい。どんな料理にも合いそうで、その気になれば食事中の飲み物としても大丈夫なくらい飲みやすい。
ビール初心者や女性に特におすすめしたい。
”BEER TO GO” by SPRING VALLEY BREWERY
お出かけの際に立ち寄ってクラフトビールを気軽に楽しんでいただきたいのが、「Ginza Sony Park」地下4階にある”BEER TO GO” by SPRING VALLEY BREWERYだ。
ここは閉館したソニービルの跡地を公園としたもので、地下部分がそのまま生かされて地下も含めて公園になっている。この公園は2020年秋までしか存在しない。その後は新しいビルが建つのでその後しばらくは利用できなくなる、いわば進化途中の場所なのである。
ここで提供されるビールはもちろんクラフトビールだ。カフェで出されるコーヒーカップのような蓋が付いているが、その構造がコーヒーのそれとはひと味違う。鼻が入ってしまうほど大きめのふたは、クラフトビールの香りを楽しむためのもの。グラスやタンブラーよりも香りを意識できるようになっている。
まだまだ暑い日が続くようなので、ビールが欲しくなる期間は長くなりそうだ。家庭でも外でもいつもの定番ビールとともに、クラフトビールにもチャレンジしてみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影