実写映画『くるみ割り人形と秘密の王国』が今秋公開! 解禁第一弾ポスターだけで傑作認定レベル

あの『美女と野獣』など無数のファンタジー作品を実写化しまくりのディズニー・スタジオが、とうとう「くるみ割り人形」を実写映画化するよ! その日本語タイトルが『くるみ割り人形と秘密の王国』に無事に決定の上、2018年11月30日(金)に日本公開。第一弾ポスターも解禁になった。

この「くるみ割り人形」とは、約200年前にドイツで誕生した童話のこと。以後、クラシック・バレエとなり、あのチャイコフスキーによる有名な音楽や、多くの舞台や書籍など、さまざまなメディアミクスチャーを経て、時代を超えて愛され続けてきた、まさしく不朽の物語となっている。

このほど解禁となった第一弾ポスターは、中央の主人公クララの背後に豪華なロシア風のお城がそびえ、お城へ続く橋の上にはおもちゃの兵隊がズラリんこ。幻想的な空の下、枝に止まって我々をガン見するフクロウやクララの意味深な視線に、何かが起こるに決まっている気配がプンプン。『シンデレラ』『美女と野獣』などの実写成功例を想起するデザインだ。

主人公の少女クララ役を現在17歳というマッケンジー・フォイが務めるほか、キーラ・ナイトレイ、オスカー俳優ヘレン・ミレン、ナニかと大変そうなモーガン・フリーマンという実力派も勢ぞろい! 『ギルバート・グレイプ』の神監督、ラッセ・ハルストレムがメガホンを握り、もはや駄作になる理由がねえぞ。冬のボーナスはぜひくるみを割っていただきたい。

なお、ミスティ・コープランドとセルゲイ・ポルーニンというトップダンサーの出演も、早くもバレエのファンの間で話題になっているとか、いないとか。各界の超一流が集まり、映画の枠を超えたディズニー史上もっともプレミアムで究極のファンタジー、『くるみ割り人形と秘密の王国』。この冬ほかにも映画はありますが、11月30日が仕事でおさめでしょうな!

(C) Disney

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo