「新生活」がはじまるこの季節は、何かと出費か重なりますよね。
日用品や衣服などの購入に、インターネットショッピング(オンラインショッピング)を利用される人も多いのではないでしょうか。
昨今ではアパレルや雑貨のECサイトも増え、ますます使いやすくなったオンラインショッピングですが、便利なことばかりではありません。
利用者数の増加に伴い、インターネットを介したクレジットカード情報をはじめとする個人情報の抜き取りや、金銭窃盗などの被害も多く発生しています。
こうしたトラブルに巻き込まれないためには、いったいどうしたらいいでしょうか。
ウェブルート株式会社がインターネットショッピングのセキュリティ対策に関するインフォグラフィックを発表しました。
今回は、このインフォグラフィックをもとに、身を守るための4つのヒントをご紹介いたします。
その1:クリックする前にもう一度チェック
クーポンやメルマガなど、プライベートでも多くのメールを受け取っていると思います。
受信するメールの中に「迷惑メール」が混じっていたことはありませんか?
米国の調査によると、「1人の人が1日に受信する迷惑メールは平均すると12通にもなる」という結果が出ているそうです。(*1)
迷惑メールの主な手口のひとつとして、「有害サイトへリンクされるURLを本文中に埋め込む」というものがあります。
見知らぬ送信者からのメールに記載されたURLは、クリックする前に必ず一度チェックするようにしましょう。
その2:公衆WiFiの接続は控える
出かけ先で公共WiFiを利用したことはありますか?
調査によると、54%の人がカフェ、空港、交通機関などで公衆WiFiを利用しているそうです。(*2)
外出先でも気軽に利用できて便利ですが、公共のネットワークは安全性が低く、接続時にクレジットカード情報や個人情報が盗まれる危険性が高いと考えられています。
お買い物やネットバンキングを利用する際は、安全のためにも、公衆WiFiではなく契約しているサービスのネットワークを利用しましょう。
その3:Bluetoothを無効化
ワイヤレスイヤホンや他のスマートフォンとのデータ共有など、近距離(約10メートル)で様々なデバイスと連携できるBluetooth。(*3)
便利な反面、Bluetoothが届く範囲内で情報が盗まれるケースも少なくありません。
Bluetoothを利用しない時や混雑している場所では、Bluetoothを切る習慣をつけるようにしましょう。
その4:定期的なバックアップ
実在する企業やサービスを装ったメールを送りつけ、個人情報やクレジットカード情報を盗むフィッシングメール。巧妙につくられた新規登録ページや登録情報の確認ページに誘導し、IDやパスワード、クレジットカード番号などを抜き取ります。
日本でも被害件数が増えてきているフィッシングメールですが、なんとその93%が危険なランサムウェア(コンピュータウイルスの一種)である可能性があるとの調査結果が出ています。
インターネット上で起こるトラブルは、決して他人事ではありません。誰もが巻き込まれる可能性のある問題です。
安全に利用するためには、日常的なセキュリティ対策の実行と、信頼のおけるウイルス対策の導入や定期的なバックアップの実施が何より重要です。
せっかくの新生活を充実したものにするためにも、新たなセキュリティ対策について考えてみませんか?
参照:http://www.webroot.com/jp/ja/
(*1) Computer Business Review Online, “Hacking horror stories: 10 frightening figures to haunt you this Halloween” (2017年10月)
(*2) Pew Research Center Online, “Americans and Cybersecurity” (2017年1月)
(*3) Sans Technology Institute Online, “Dispelling Common Bluetooth Misconceptions” (2017年)
(*4) Information Age. “Phishing Emails now contain ransomware” (2016年6月)