新年度で新たな生活が始まり環境が一変する人も、そうでなくても気分を一新したい人も、様々な場面で役に立ちそうなグッズを集めて数回にわたり特集する【新年度の新生活特集】。
第4回はコンポートでティータイムを豊かに楽しもうという趣向である。
そもそもコンポートとは何か?ジャムに似ているが少し違う。
ジャムは英語で、果実の酸やペクチンという物質に砂糖などの糖類が反応してゼリー状に固まる反応を利用して作られる加工食品。糖類が水分を吸収することにより腐敗を防ぐ役割をしており長期保存ができる。その代わり糖度が非常に高いためにそのまま食べるには甘すぎるので、パンやクラッカーに塗って食べるのである。
一方、コンポートはフランス語で果実を比較的薄い砂糖水で煮ただけのもの。したがって果実の形や食感が残っており糖度も低いのでそのまま食べることもできる。糖度が低いので保存食ではあるが、ジャムよりも長期保存には向いていない。ではフランスではジャムはないのかというと、フランス語ではコンフィチュールと言いちゃんと存在する。つまり使い分けているわけだ。
日仏貿易が輸入販売するマテルネ社のコンポートはベルギー産の欧州本場もの。
12種類のコンポートが輸入されており、日本ではジャムとしてもあまり見ない果物を使用したものもあり興味深い。
特に記者が個人的に好みだったのは写真のパイナップル・コンポート。これを使用して安い材料でティータームを楽しもうという寸法だ。もちろん忙しい現代人には朝食としてもお勧めしたい。
食材300円ほどで豊かなティータイムを!
写真左はワッフル。ベルギー産だからワッフルとしただけだがパンケーキでもトーストでも構わない。何でも好きなものに乗せていただければ結構だ。1枚100円程度でスーパーで売られている。
その右はヨーグルト。これも大きなものはスーパーで200円程度で購入することができる。プレーンのものにコンポートをたっぷり入れると、フルーツヨーグルトになる。この場合はパイナップルヨーグルトだ。
そして小皿に乗せてあるコンポートをなめながら紅茶を飲むとロシアンティーだ。ロシアンティーはジャムを入れるのではなくジャムをなめながら紅茶を飲むのが流儀。今回はジャムではないのでたっぷりとフルーツの食感を楽しみながら紅茶をいただく。コーンポート自体が甘さ控えめなので、紙パックの加糖紅茶を買ってきて電子レンジで温めるともっと手間いらずになる。
記者が紅茶を抽出したのは愛用品のそのままマグボトルになるビタントニオのツイスティーだ。
※参考記事
プロが使用する便利で快適な市販アイテムを公開!新年度の新たな生活の参考に
https://rensai.jp/217185 [リンク]
コーヒー派はどうする?
さて、「私は紅茶ではなくコーヒー派なんだ!」という方は横浜にお越しいただこう。
横浜駅にこのほどオープンした「FOOD&TIME ISETAN YOKOHAMA」にある『COFFEE STYLE UCC』がそれだ。
食べ物によってコーヒーを選ぶという新しい提案をしてくれる同店では、フルーツやチーズ、チョコレートにマッチングさせて最適なコーヒーを購入することができる。
そういうコンセプトなので、オレンジのみだがマテルネ社のコンポートを買うことができる。
コーヒーも様々な味や風味があるので、人気の既成ブレンドのほかにもコーヒーに詳しければ自分だけのオリジナルブレンドを探していくことも可能であろう。
写真は1カップ分の6種類のオリジナルコーヒー「CAFE@HOME」をセットにしたもの。この中ではフォーサワーフルーツとフォースイートフルーツが合いそうだ。コンポートと一緒に買い求めたい。
食べ比べも楽しい!
もちろん複数のコンポートを食べ分けるのも楽しいし、色鮮やかだ。糖度がジャムに比べて低いという特徴から、料理ソースのベースとして使うこともでき、多くのシーンで重宝するだろう。価格も500円前後と安いのでたっぷり気軽にフルーツの自然な甘みを味わうことができる。
たまには自分へのご褒美で優雅なティータイムもいいが、廉価で毎日続けることができるティータイムもいいのではないだろうか。新生活に向けての情報収集の一助になれば幸いである。
※参考記事
【新年度の新生活特集・その1】ビジネスに勉学に新年度から差をつけるステーショナリー
https://rensai.jp/247350 [リンク]
【新年度の新生活特集・その2】人気の鉄鋳物ホーロー鍋で簡単に調理!調味料にも一工夫
https://rensai.jp/248300 [リンク]
【新年度の新生活特集・その3】豊かな暮らしは肌に触れるところから!日本製にこだわってみよう
https://rensai.jp/248818 [リンク]
【新年度の新生活特集・その5】一人暮らしの食生活を少しでも健康的に!
https://rensai.jp/249211 [リンク]
※写真はすべて記者撮影