新年度で新たな生活が始まり環境が一変する人も、そうでなくても気分を一新したい人も、様々な場面で役に立ちそうなグッズを集めて数回にわたり特集する【新年度の新生活特集】。
第3回は暮らしを一味豊かにする商品を探しに株式会社サンコーを取材したので、その中から記者が厳選した実用品や心の豊かさを実現してくれそうな逸品を紹介する。
記者が取材したのは同社東京営業所(本社は和歌山県海南市)で行われていた問屋や小売事業者向けの商談会だ。記者は商談目的ではないが、特に許可を得て製品を見て回った。
びっくり足裏つるつる
「びっくり足裏つるつる」はバスルームで床に敷いてすり足をするだけで足の裏を洗うことができる優れもの。
かなり多くの水を含むことができ、それゆえ泡立ちは抜群で滑り止め加工が施されているので濡(ぬ)れているバスルームであってもずれない。
また、フックが付属しているのでタオルハンガーに掛けて保管しておくことができ、水切りも心配ない親切な設計。足の裏というのは手から最も遠く洗いにくい場所であるがゆえに、簡単に座ったままで洗うことができるのはうれしい。
同社は国産にこだわっている商品が多く、本記事で紹介する製品はすべて日本製だ。
吸水一番バスマット
「吸水一番バスマット」は、吸収力の高いバスマット。4つ折りにでき、そのまま洗濯機で洗うことができるので衛生面でも安心。
写真はバスルームを出てすぐに足を乗せた状態。撮影のためにあえて水を切らずに乗ったのだが、その状態でもみるみる水を吸収して拡散、速乾性もあり数分後には跡形もなく消えていた。一人暮らしではそう問題になることはないが、家族みんなで使うバスマットはやはり家族といえどもサラサラのほうが気持ちがよい。その要望に耐えることができるマットだ。
実際に使用してみてわかったのはマットそのものがウレタンフォーム入りで分厚く作られており、乗るだけで気持ちがよいという副産物があったことだ。もっとも風呂上がりでマットの上でじっとしているわけにもいかないが、それほど気持ちがよかったということだ。もちろん日本製。
デスク足元マット
「デスク足元マット」の本来的な使用は、その名の通り机の下に敷いて椅子のキャスターによる床への傷を防止するものだ。
しかし、ワンルームマンションであればフローリングに敷くことにより自分の居住スペースにカーペットを敷くがごとく使用することができる。
なぜそんな使用をしたのかといえば、吸着マットになっており小さなスペースでもずれない、掃除機をかけてもその吸引力に負けず吸いあがらない、自由にはさみでカットすることができる、約30回は洗濯して繰り返し使用が可能という理由によるもの。
そして何よりもありがたいのが、はっ水処理が施されており気を付けていてもこぼしてしまう液体を素早くふき取ることができるということである。
実験のために砂糖を多く入れたコーヒーをこぼしてみたのがこの写真。
手元に常に雑巾があるわけではないので、すぐに手に取ることができるものといえばティッシュペーパー。誰でも一次的にはこうした記憶があるだろう。
そのティッシュペーパーを4枚重ねてしばらく放置したのがこの写真。
そして、そのティッシュペーパーで残りの水分をふき取ったのがこの写真。
シミや液体の残りがあればよく分かるようにストロボ撮影したのだが、何も残っていなかった。もちろん、糖分を含んだコーヒーがベタつくこともなかった。
仮にシミになるほど大々的にこぼしたとすれば、そのまま洗濯機に放り込んでしまえば丸洗いできるので心配は無用。
これも日本製。
吸着壁に貼るフォトフレーム
「吸着壁に貼るフォトフレーム」は、実用的というよりも心豊かにしてくれる暮らしのアクセントでも言おうか。
壁面の壁紙にそのまま貼り付けることができるフォトフレームだ。
2枚のフォトフレームと4枚の小型シート、L版写真を入れる4枚の透明な袋がセットになっている。
裏側のフィルムをはがして使うのだが、そう簡単には剥がれない。そのために付属のシールを使用してかなり無理やりはがす。それだけ接着力が強力だということだが、接着剤を使用しているわけではないので、壁面からはがすときに傷つけたりはしない。ただし、壁面が古い場合は壁紙のほうが負けてしまうことはあるようだ。また凹凸のない壁面には接着力が強すぎて使用できないが、一般的な壁紙であれば問題ない。
デザインは縦でも横でも問題のないようになっており、どちら向きにでも使用することができる。
ちなみに説明書きには壁面のほこりや水分をよくふき取ってから使用するようにと書かれていたが、あえてそのまま貼り付けてみた結果、落ちることはなかった。付属の小型シートはメモを挟んでもいいし、そのままデザインシールとして使用してもよい。この壁紙はセロハンテープを使用して髪を張り付けた場合、24時間持たずに落ちるほどの凹凸がある。
今回は主にバスルームやフローリングで使用する商品を紹介したが、似たような安い製品は市場にいくらでもあるだろう。むしろ雑貨で日本製は少ないといっても過言ではない。そこをあえて高品質な日本製にこだわることを検討してみてはいかがだろうか。このような生活雑貨であっても日本製となれば海外へのお土産品としても自信をもって持っていくことができよう。
新生活に向けての情報収集の一助になれば幸いである。
※参考記事
【新年度の新生活特集・その1】ビジネスに勉学に新年度から差をつけるステーショナリー
https://rensai.jp/247350 [リンク]
【新年度の新生活特集・その2】人気の鉄鋳物ホーロー鍋で簡単に調理!調味料にも一工夫
https://rensai.jp/248300 [リンク]
【新年度の新生活特集・その4】コンポートってなに?ティータイムを豊かに楽しむ
https://rensai.jp/248939 [リンク]
【新年度の新生活特集・その5】一人暮らしの食生活を少しでも健康的に!
https://rensai.jp/249211 [リンク]
※写真はすべて記者撮影