「ツイートを削除しなければ退学」教師達からの脅迫を高校生が漫画で告発、しかしその漫画ツイートも削除

  by 中将タカノリ  Tags :  

3月19日、Twitterユーザーのせなんさん(@senan0302)が公開した漫画(現在は削除)が大きな注目を浴びている。

せなんさんは現在18歳の高校3年生。

漫画は

“高校2年の時、担任とのやりとりを面白おかしく漫画に描いたら16万いいね、9万リツイートという大反響を得たが学年主任と生徒指導から呼び出しを受け「プロフィールから学校名を削除し、該当ツイートも削除しなければ退学処分にする。」と脅された。Twitter上で公開している絵やピアノ演奏を「あんな変なのあげたらうちの学校の評判が下がる」と否定され、しかも削除を命じた一連のやりとりを秘密にしろと口封じされた”

というストーリー。

教師の理想像からはかけ離れた汚い大人への失望感がひしひしと伝わる内容だ。

卒業式を終え、満を持したせなんさんの告発に

「よーく言った!!うちの高校はおかしいんだよww」

「良い。すごく良い。学校とやりあうから弁護士代をクラウドファンディングとかやったら普通に集まると思う。」

「真剣に自分に子供できたとき日本の学校行かせるか悩むレベル。まずは大人から変えないかん…」

「結構似たことあるんやで フォロワー10万超えたアカウント教師にバレてやめるように言われたけど、わいは言われた日に教師に脅されたんごwwwってツイートしたからもっと怒られたやで 幸い退学的なことにはならんかった」

など同じ学校の生徒から同様の経験がある人まで幅広い層から数多くのコメントが寄せられている。

教師……良心的で人格的にも優れた方がいることを知っているし、皆そうあって欲しいと願うが、単に食いぶちを稼ぐために利益や保身を優先してやっている者もいることは想像に難くない。

筆者も高校時代に教師から脅迫や暴力を受けたが退学処分への恐れや大人への遠慮、知識不足があり正当な対応ができなかった記憶がある。

他にもいろんなことがあり、強権的でおかしな学校だなと思い続けていたところ、卒業後10余年を経て校長と取り巻きによる裏金づくりが発覚し、他の暗部についても大々的にニュースであばかれることになった。

教師や学校を神聖視してはいけない。

なにか不当な圧力を受けた時には親でもいいし、親が頼りにならなければ行政や弁護士法人が相談窓口を設けているのですぐ外部に相談することをおススメする。

告発ツイートをなぜ削除してしまったのか気にかかるが、せなんさんのようにファイティングポーズをとるのもいいだろう。

自分の身を守れるのは自分しかいないのだから。

※画像は『Twitter』から引用しました

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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