ゴリラは普通、拳にした前肢で地面を突いてのし歩くもの。ところが、フィラデルフィア動物園で飼育されているゴリラは、手にエサを抱えたまま、後ろ足だけで立ち上がって歩くことが珍しくないといいます。当たり前のようにスタスタと歩く姿をご覧ください。
Although gorillas occasionally walk on two legs (bipedal), it is less common. Not for Louis though – he can often be seen walking bipedal when his hands are full of snack or when the ground is muddy (so he doesn't get his hands dirty)! pic.twitter.com/6xrMQ1MU9S
— Philadelphia Zoo (@phillyzoo) 2018年3月5日
ほぼほぼ直立二足歩行するゴリラを見たネット民は「パンツを履かせてやって!」「俺かと思った」「小さいおっさんが入ってるんだろ」「『猿の惑星』始まった!」などと皆、歩き姿勢の人間っぽさに驚いています。
このゴリラはフィラデルフィア動物園で2004年から飼育されているゴリラのルイス君(オス・18才)。動画を撮影したフィラデルフィア動物園の職員は、
ゴリラはたまに二足歩行することもありますが、一般的ではありません。でもルイスは手にエサを持っている時や地面が泥まみれの時にしばしば二足歩行をします。手を汚さないで済むからね!
と、単なる気まぐれとかヒトの真似事ではなく、「手を汚さないため」という明確な目的があって歩いていることを報告しています。
同園のゴリラたちの中でもルイス君は特に賢いことで知られていて、お客さんからも飼育係と獣医たちからも人気のゴリラ。手足が濡れたり汚れたりするのを嫌い、しばしば二足歩行を見せてくれます。泥やウンチを踏んでしまった時は、草や紙袋を見つけてきてキレイになるまで拭き取るそうです。衛生概念をも理解しているのでしょうか。賢くて優しくて力持ち。人間がゴリラにとって代わられる妄想をしてしまうのも無理からぬことです。
画像とソース引用:『Twitter』より