アップストリームの直営レストランとして「GRILL&BAR うしすけ」が台場のヴィーナスフォート内に3月17日にオープンする。
それに先立って一足お先に取材してきた。
今年は戌年（いぬどし）だからお犬様！というわけではなかろうが、同店では基本的にどのようなペットでも同伴入店が可能。
長年のノウハウを生かして細かいところに気を配り、当然ながら保健所の基準をパスしている自信の店舗だ。
今回、撮影させていただいたのは紗綾さんと、シャネルちゃん、プラダちゃんの2匹。
ペット好きな方にはうしすけは知られた存在のようで、紗綾さんの話によると「インスタで知り合った飼い主さん同士が集まっていわゆるオフ会っていうんですか？そういうのをよくやっているというお話は聞きますね」とのこと。
まずはお犬様用のメニューをご覧いただこう。一応は犬用としてあるが、ネコでも食べられるようになっているとのこと。
注文を聞く際にペットのアレルギーまで聞くところはさすがだ。
とりわけ用の「皿」も出てきて、「犬まっしぐら！」。
ちなみにこの骨付き鶏肉は人間が食べられないわけではないということだったので、一口失敬してみた。薄味のゆでた鶏肉という感じで、ヘルシーで美味しかった。あまり食べると2匹に襲われそうなので（実施には非常に利口な犬たちで撮影中に一度も吠えることはなかった）、一口だけの試食にした。
続いて人間様のメニュー。
「アンガストマホークGrill」は要予約の化け物級のグリル。とても一人で食べきれるものではない。
お値段は15000円と張るが、そもそも大人数シェア用で十分満足できる大きさなので割前勘定（わりまえかんじょう・割り勘の正式な言葉）にすれば、注文できない価格ではない。
数種類のソースが付属してくるが、全員のイチ押しは「茎わさび」。肉のうまみはそのままに、ワサビのさっぱり感が次の食欲をそそる。
アシスタント長坂もここぞとばかり食べる。
ペットの撮影に夢中になって冷めてしまっても、もともと出てきた肉はレアなので席のグリルで好みの焼き加減で温めながら再度焼いて食べれば良い。
続いて「アンガス牛 Tボーングリル」（5200円）。Ｔ字型の骨が付いているからＴボーンステーキ。
これは2つの肉が楽しめる2度おいしいメニューだ。すなわち骨を境にして片側がヒレ、もう片方がサーロインというぜい沢ステーキである。
これも一人では無理だろう。家族や仲間と楽しみたい。
子犬を抱きかかえたまま肉に食らいつくアシスタント長坂。「うまいうまい！」とのたまう彼女の食べっぷりに少々驚きながらも、骨に付いた鶏肉を食べさせている姿（トップ画像）は、ペット好きな人たちが「家族」と思っていつも一緒にご飯を食べたいと思うその気持ちを表してるように見えた。
おつまみも非常にボリュームのある本格的なもので、写真のオニオンリングは特に絶品。毎日食べても飽きない玉ねぎの自然な甘みとカリッカリの衣が絶妙。
あれだけ肉を食ったのにシメが必要とのたまうアシスタント長坂の要求にこたえてガーリックライスを注文。
熱いお釜にのってきた材料をその場でスタッフが混ぜてくれる。にんにくはもちろんのこと、しょうゆとバターが何とも言えない。明日への活力は万端だろう。
スタッフも専門家が多く、彼女はトリマーだ。だからペットの扱いには慣れてるし熟知している。
「犬以外ですと鳥をかごに入れてお連れする方はいますよ。私は直接見ていませんが他の店舗では爬虫類がいたとか（笑）」
今回の撮影は小型犬なので不要だったが、常時リードをしないといけない犬のために各テーブルにはリードをかけるフックやカラビナが装備されているので、その点も安心だ。
ちなみにペット用の水は別途用意されていて、専用の飲料水が出てくるのも安心だ。人間様用のミネラルウォーターはミネラル分が多すぎてペットには向かないことが多いからだ。
アシスタント長坂が飲んでいるのは「黒ワイン」。赤でも白でもない不思議なハウスワインだが同店ではオリジナルのドリンクメニューが多いのも特徴だ。
あぶったレモンを使うドリンクでは、足型の焼き印が押されたレモンがのり、気分を盛り上げる。
ちなみに写真のドリンクは門外不出の特製スパイスを入れたペプシ。シナモンの香りがたまらない。ソフトドリンクにもこだわっているのがよくわかる。
紗綾さんは「値段もペット同伴ということで特に高いわけではなく、家族として一緒にご飯を食べる場があるのは本当にありがたいです」と述べた。
家族と一緒に食事をするのは当たり前。そんな願いをかなえてくれる「GRILL&BAR うしすけ」は3月17日ヴィーナスフォートにオープンする。
・交通
ゆりかもめ 青海駅直結
東京臨海高速鉄道りんかい線 東京テレポート駅すぐ
都営バス 海01系統 東京テレポート駅前すぐ
※写真はすべて記者撮影
