「葉たばこ」から「ぶどう畑」へ…4年の歳月を経て誕生した『八戸ワイン』

  by せっちゃん姫  Tags :  

ワインといえば高級レストランで大きなグラスに注いでくるくる回しながら優雅に飲むイメージが強いですが、一方、普段何気なく(?)入る酒屋さんなんかでワインコーナーを見てみると、1本750mlのボトルでさえワンコイン以下で買えるほどの価格帯が意外に多かったりして、実はコスパ最強のアルコールなのではないかと思ってしまうお酒です。

とはいえ、産地やらつくられた年やらで価値が跳ね上がったりするので、渋いかどうかでしか味のジャッチができない初心者のせっちゃん姫にはまだまだ底が計り知れない分野です。お店で飲む機会があったとしても店員さんにお願いして、好きそうなワインを出してもらいますし、美味しいと思ったワインがあってもカタカナが並びすぎて覚えられず(スタバ同様にルールがあると教わった気がしますが)、悲しい思いをしたことが何度あるかわかりません。

そんなせっちゃん姫でも覚えられる国産ワイン『八戸ワイン』について今日はご紹介させていただきます。

青森県八戸市でつくられたブドウだけを使用している『八戸ワイン Wa』を製造しているのは、市内のワイナリー「澤内醸造」さん。
1月26日からスパークリングワイン2種(白・ロゼ)が販売されています。

もともと葉たばこの生産が盛んだったエリアの気候と土壌の性質に目をつけて、そこに住む農家さんにワイン用のブドウを栽培してもらうプロジェクトを2014年からスタートし、4年目にしてようやく発売に至ったそうです。
桃栗3年、ワイン4年!ゼロからスタートして完成品ができるまでにどれだけの苦労があったのか、せっちゃん姫には想像もできません。きっと職人気質の日本人が自分たちの舌にぴったり合う味に仕上げてきているんだろうなと思うので、一度は味わってみたいですね。

ただ、ここで問題が1点…。
勘の良い人であれば「やっぱりか…」と思ってしまうでしょうが、このワイン、そうそう簡単には飲めないご当地ワインのようです。
購入・飲酒できるのが八戸市内のみとなっています。※2018年1月31日現在

<現在確認できている主な販売場所>
・澤内醸造に併設される飲食店「Bronze Grill」
・イタリアンレストラン「リストランテ澤内」
・市内大手スーパーマーケットのユニバースの一部店舗

ここは思い切って真冬の青森に出向くしかないかもしれません。
東京駅から新幹線で最短3時間の旅。行っていけないことはない距離です…よね?

基本、子どもが好きなものは好き。大人が好きなものだと、お酒と旅行と小説が好き。気になったもの、好きなものと良いものを見つけたら、脈絡なく教えちゃう主義。