【オーダー連載・後編】サイズもデザインもないのであればオーダーしてしまえ!『オーダースーツSADA』に直撃!

  by 古川 智規  Tags :  

以前に体が大きくてこだわりの好みのスーツがないのでオーダーしてしまえとばかりに行った『オーダースーツSADA』。若干こだわりすぎて高くついてしまったが、基本のものを選べば安くスーツをオーダーすることができる。
そのスーツの受け取りの際に店内で見たブレザーに目を引かれ、受け取ったその場で追加オーダーをしてしまうという暴挙に出た記者だったが、今回は後編としてブレザーの話をしよう。

※参考記事
【オーダー連載・前編】サイズもデザインもないのであればオーダーしてしまえ!『オーダースーツSADA』に直撃!
https://rensai.jp/234316 [リンク]

最近は高等学校の制服でブレザーという学校もずいぶんと多くなったが、記者の時代はまだ学生服が主流であった。それゆえ最後にブレザーらしきものを着たのは七五三ではなかろうかという笑えない現状がある。体が大きいと(極端に小さい人も同様)スーツもないがブレザーはもっとない。
そういう状況で体も年齢も大きくなった記者にとっては憧れの服装でもあるわけだ。要するに世の中のカッコいい制服はみんなブレザーだろうという安易な考えだ。考えてみれば航空会社や船舶職員、海軍の軍人にいたるまで同タイプの制服は多い。コスプレ願望とは言わないが、デブでもカッコいい服を一生に一度は着てみたいものなのだ。自己満足上等とばかりに奮発することを決定する。
そもそもブレザーなど着たことがないので、店長さんのアドバイスを得ながらまずは生地選び。

またまた生地選びから!

ここはオーソドックスな紺色でいいだろうというという結論に落ち着いた。

生地が決まれば裏地。スーツの時は赤系統にしたが、さすがにブレザーは同色系統がいいだろうということで、すこし立体感のあるものを選択。

最も悩んだのはボタン。
セオリーは金ボタンだが、それでは本当に高校生の制服のようになってしまうし目立ちすぎる。普段着用するものとあってはそこまで目立つ必要はない。
そういった要望にも応えられるように「いぶし銀」もあれば「いぶし金」も用意されている。ここはセオリーを踏襲しつついぶし金で決定。

どうしてもこのようなボタンは足が長めなので、前のボタンは本当に掛けるのでいいとして、袖のボタンは足が長いとカチャカチャとあっち向いたりこっち向いたりしてやかましい。
そこで、店長さんの提案。
「ブレザーにはあまりないスタイルですが本開きといって本当に袖のボタンを留めるようにしてはいかがですか?」
グッドアイデア!と、オプションをつけてしまう。実際に袖のボタンを開けることはないのだが、ボタンの座りが良くなる。

1か月待って出来上がり!

1か月後に出来上がったブレザーを引き取りに行った。
スーツよりは多少ラフに着ることが多いだろうと型崩れしにくいように入れたステッチと、波型の立体的な裏地がこだわりを演出する。

袖のボタンは本開きとして座りがいいように、ネームはスーツと同様にファーストネームを刺繍(ししゅう)。

ポケットはノーフラップの外に出した丸みを帯びたデザインで、多少の物を入れて膨らんでも大丈夫なようにした。スーツだと中にポケットがありフラップ付きが一般的だ。

カッコいいのはブレザーであり、記者ではないことは十分承知しているが、いい感じに仕上がった。これから着こなしていけるように努力しよう。
ブレザーについて店長さんに聞いてみた。

「やはり60代のそれなりの地位の方が多いようですね。スーツよりカジュアルなので、一般の会社員の方は会社に着ていく服として仕立てるよりはオシャレな普段着としての方が多いと思います」

「しかし、同時にブレザーというのは流行に左右されにくいので、最先端のファッションでもないですが古臭くもないのが利点ですね。街中でブレザーを見て”いまどきブレザー!”とは思わないでしょう?伝統のあるスタイルですから着こなせる方は年齢に関係なくカッコいいと思いますよ。はっきりとしませんが、一説によりますとブレザーの濃紺が多いのはネイビーブルーといわれますように英海軍の制服から来たという話もあります。ロイヤルネイビーといえばそれだけでイギリス海軍のことですからね(笑)」

勢いでオーダーしてしまったブレザーだが、店長さんの言葉で救われたような気がした。やはりスーツにしろブレザーにしろ色や生地を選ぶ際に悩む人は多いそうだ。そのために時間を区切った詰め込みの予約は受けずに、とことんまで顧客の好みが決定するまで「付き合う」のだそうだ。当然、アドバイスをするときは担当者のセンスによることになるので、お気に入りの担当者選びをするのも今後オーダーする際の重要な見極め点になるのかもしれない。その意味では、スーツ、ブレザー、ジャケット、シャツだけではなく、ネクタイもオーダーできてしまうのでトータルでコーディネートする際のアドバイスも気軽に受けることができると言えよう。
さて、今回もオプション満載になってしまった記者のブレザーの気になるお値段は以下の通り。

ブレザー(基本はスーツの値段の7割)
 34800円の生地から 24360円
 オプション裏地   3000円
 本開きボタン    2000円
 ステッチ加工    3000円
 オプションボタン  2000円
 合計(税込)    37108円

※写真はすべて記者撮影
取材協力 株式会社佐田

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