ここ数年、インターネット通販市場での取引量が劇的に増加。それに伴い、各家庭に商品を届ける物流企業の多くが、これまでにないほどの人手不足に悲鳴を上げている。一部の物流企業では、時間指定配送サービスの取りやめも検討するなど、その状況は深刻さを増すばかりだ。
そんな中、世界には、実に効率的な運搬方法があるという。そこで筆者は、その真相を探るべく、世界の裏側のアマゾン、ではなく、アフリカの奥地・ガーナに取材しに飛んだ。
エチオピア経由でガーナまで20時間。そして、さらにガーナの首都アクラから飛行機で1時間。アフリカ文化が香るガーナ第2の都市タマレにやってきた。
ガーナの経済を支えるその街には、とにかく人が多い。
いたるところに見られる穀物の山。
まるで、子どもの頃にいつか見た、映画のワンシーンを切り取ったかのような光景が広がる。そして、そこでついに発見。
ガーナ式“超・効率的運搬スタイル”を実践する女性。
こちらにも。
あちらにも。
子どもから、お年寄りまで。
こんなものから。
あんなものまで。形も量も自由自在。
そして、極めつけはこのおじさん。
大量に頭に乗せられた布切れ。「赤いの1枚ください!」「全部、下ろすから待っててね~」なんて会話が、きっと繰り広げられるんだろうなと思うと、なんだかほっこりしてしまう。
一度に大量の荷物を、実にムダなく運べるガーナ式“超・効率的運搬スタイル”。さあ、明日から実践してみよう、なんてことはなかなか難しいかもしれない。けれども、日本中の物流企業がこんな運搬スタイルを実践できたら、きっと、彼らが直面する課題も、少しは改善されるかもしれない。
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(執筆者:マツダメイ)