2011年、なでしこジャパンW杯優勝後。テレビであちこちひっぱりだこだった彼女たちのあるものが私の目をひきつけて離さなかったのを覚えている。
・・・・・・それはキレイな白い歯。
彼女達のほとんどはプロではなく会社員として生計を立て、勤務を終えてから練習に入るという厳しい生活を強いられていると聞いていたが、そんな中でもテレビ出演以前から歯に対する意識が非常に高かったことを意味する。
最近ではドラッグストアなどのオーラルケアコーナーでも、ホワイトニング効果をウリにした商品が明らかに増えている。芸能人のみならずスポーツ選手、そして今や一般人にまで「歯が命」の意識が浸透しているのではないだろうか。「美容整形するなら歯を治したほうがいい」などと言う人もちらほら。
ところが私に芸能人の知人がいないため身近な実際の情報が十分ではない中、先日ホワイトニングの施術にふみきってみた。
・・・・・・はっきり言ってレーザー照射中時々かなり痛い。ひどい虫歯を削る時の痛みにそれは似ている。終わってからは丸1日近く、鈍くイヤな痛みが常駐する。※私の場合元々歯を強く磨きすぎる傾向があったため痛みが強かったと思われる。
そしてホワイトニング施術後24時間は色の濃いものを口にできないのだが、その後も白い歯を保つためには色の濃いものを口にしたらすぐにホワイトニング用の歯磨き粉で歯を磨くことを薦められる。
このホワイトニング用歯磨き粉、私はホワイトニング施術前から愛用しているが、これだけでは特に変化がみられなかった。おそらくホワイトニングした後に効果を発揮するものなのであろう。
さてマイナスかプラスか、ホワイトニングの影響は大きい。その痛みの記憶と面倒くささゆえ、なかなか安易に「コーヒー飲もうかな」、とはならなくなってしまう。また外食において、メニュー選びや歯磨きができる環境かどうかなどに気を配るようになるため生活習慣や行動パターンがそれまでとガラリと変わるかもしれない。
ちなみに私が施術してもらった先生は「タバコを吸う私は1日に40回磨いてます。」と言っていたがそれはさすがに冗談か私の聞き間違いだと思われる。
「歯磨きのしすぎはよくない」とも言われるが、前述の先生は喫煙後や飲食後すぐに、しかも1日にかなりの回数歯磨きをしているようだが、少なくとも今のところ健康を保っている。「ホワイトニング用の歯磨き粉」がミソなのかもしれない。
こういったリスクを知った上でもなお、「白い歯にはかえられない」という価値観を持った人であれば、試してみる価値は十分である。
補足だが1回の施術で納得いく白さになるとは限らない。私は痛みの記憶をかかえつつ、来週2回目の施術の予定である。
画像引用元;『写真素材 足成』http://www.ashinari.com/