【ガジェ通秋葉原制覇】とんかつ冨貴が堕ちた今、牡蛎フライ難民は何処へ行く? @『キッチン竹乃子』

そろそろガジェット通信編集部のある秋葉原も秋の訪れを感じる昨今ですが、とりあえず雨多いっすね。とは言え、夏に比べれば涼しいので筆者(YELLOW)の調査活動も楽になって来ました。

そんな感じなので久しぶりに足を伸ばして昭和通りを渡って『キッチン竹乃子』に行って来ました。

知る人ぞ知る『キッチン竹乃子』

むしろ『キッチン竹乃子』の存在を知らない人は、まだまだ秋葉原のグルメが分かってらっしゃらないと言わざるを得ません。

逆にこの『キッチン竹乃子』でランチを嗜む紳士淑女は、秋葉原の食事情に精通している可能性……あると思います。

この凄い入りにくい感が漂う外装からして、なかなか初心者さんには難しいミッションかも知れませんが、是非とも勇気を出して入って欲しいです。

なお、自動ドアが開かないので「準備中かな?」と思うかもですが、安心して下さい。

「ちゃんと入れます!」

普通に故障しているだけなので、自らの手で未来への扉を開いて下さい。

『750円ランチ』を所望する!

『キッチン竹乃子』は数種類のメニューを組み合わせるスタイルの和風な洋食屋さんです。

まず和風な洋食屋さんって表現がビミョーですが、料理的には洋食メインで御飯もプレート(お皿)で出て来るのですが、食べるのは“割り箸”という良いとこ取りな店なので、表現的には正解だと思います。

そして!

この『キッチン竹乃子』は“しょうが焼き”が激ウマなのですが、それだと前回のレポと被ってしまうので、今回はあえて『750円ランチ』(3品選んで750円)にしてみましょう。

『750円ランチ』を食す!

整いました。

今回はあえて主役と言うかテーマを決めず、ただただ筆者の好きな料理を組み合わせてみました。750円でこのボリューム感……素晴らしいと思いませんか?

ちなみに筆者はハンバーグ、ヒレカツ、海老フライの高カロリー3兄弟を召喚してみました。

柔らかいヒレカツが旨いぞ!

ヒレカツは柔らかくて美味しいですね。豚のヒレ肉を丁寧に叩いて伸ばしているので、豚カツとは思えない柔らかさです。

そして!

何よりも衣が香ばしい点を見逃してはなりません!!

カラッと上がった衣は油もちゃんと切れていて、フライ料理の油っぽさを感じさせません。

しかし!

この衣の揚がり加減、風味を考えると揚げ油にラードを使っている予感です。

油のキレ加減も考えるとラード100%では無いと思いますが、揚げ油にラードを加えている様な香りがするような、しないような気がします。

ハンバーグは懐かしい味がした!

ビーフ100%では無い系統の懐かしい味のハンバーグですが、これはこれで定食屋さんっぽくて素敵です。

食べ盛りの筆者だと二口で終わってしまう大きさですが、750円のランチですのでボリューム的に不満はありません。

『キッチン竹乃子』はサラダが山盛りである!

秋葉原でも屈指の“野菜量”を誇っています。個人的にはセロリがポイントでして、サラダとして美味しく頂けます。

さらに筆者の大好物であるポテトサラダの存在も嬉しいですね。

ここら辺の完成度の高さとサービス精神が、やはり古くから続く名店の名店たる所以かと存じます。

御飯が美味しい……だと?

さりげなく普通の御飯に見えますが、何気に白飯が美味しい件の是非……あると思います。

なんでしょう?

割と定食食べまくりな筆者、しかも米はそこそこで許す派なのですが、この御飯は素直に美味しいと思いました。

最後は海老フライで締める!

美味しいモノは最後に食べる派ってわけではありませんが、何故か海老フライだけは最後に食べたい筆者です。

尻尾の形などを見れば分かって貰えると思うのですが、この『キッチン竹乃子』の海老フライは冷凍食品ではありません。

ま、他のフライ料理も手作りなので当たり前って言えばそれまでですが、750円のランチの海老フライがちゃんとしているってのは地味に重要なポイントかと思います。

やはり揚げ油が違うのか、衣が香ばしくて通常の海老フライの3倍マシで美味しい予感です。これはオススメしても良いんじゃないでしょうか?

味噌汁も安定した美味さで、定食としての完成度を高めるのに地味な貢献をしています。

ご馳走様でした!

『750円ランチ』 総評

あの『とんかつ冨貴』が2016年の9月28日で閉店との事で、何気に“古き良き秋葉原”が失われつつある気もしますが、あえて言おう!

「まだだ!まだ、終わらんよ!!」

10月からは『キッチン竹乃子』もカキフライが始まるとのことですので、秋葉原の“カキフライクラスタ”には是非とも食べて欲しいですね。その味については筆者が保証します。

それでは、是非みなさんも『キッチン竹乃子』のランチの為に秋葉原に訪れてみて下さい。

『キッチン竹乃子』

住所:東京都台東区台東1-11-12

営業時間 11:00~14:00
(金曜日のみ17:00~21:00の夜営業もあり)

定休日:日曜祝日

酒と料理に情熱と脂肪を燃やすフリーライター ”日の丸構図で寄りまくる!”と言う素人写真を武器に暗躍する。美味しい料理を世界にバラ撒く”飯テロリスト”として各国の情報機関にブックマークされたが反省はしていない。 取材依頼(新店舗、新メニューのPR)その他記事の執筆依頼は下記のメールアドレスまでお願いします! [email protected] なんとなく作ったサイトも絶賛稼働中! http://foodnews.jp/

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