【ガジェ通秋葉原制覇】秋葉原で一番美味しい“アジフライ”を発見したので報告したい @『とんとん亭』

すっかり秋葉原に馴染んだガジェット通信編集部と筆者(YELLOW)ですが、何気に秋葉原の飯は平均的に美味い事実が発覚しました。

しかし!

電車を乗り継いででも訪れたいほどの感動を味わえる店は、そう多くはありません。

さして秋葉原で買い物をするわけでもなく、ただただ美味い飯を食うためだけに秋葉原に通う筆者は、ひとつの結論に辿り着きました。

「本当に美味い料理が食べたければ外周を攻めろ!」

秋葉原で本当に美味いモノは、実は開発のユルい外側に残っている説が、またひとつ実証された次第です。

昼は定食、夜は居酒屋『とんとん亭』

駅からちょいと離れていて、比較的静かなロケーションにある『とんとん亭』で御座います。

昼は定食、夜は居酒屋の二毛作で絶賛営業中でして、家族経営ならではの強い絆で創業50年オーバーの老舗です。

特にランチタイムは働く人の食堂として絶大な人気を誇っていて、持ち帰り弁当もやっています。しかもボリュームのある定食なので、客層は近くで働く人やガテン系の男達が多く、作業服上等の店でもあります。

なので、ほぼほぼ観光客が来る事もなく、土曜日の昼は意外とゆっくりランチ出来る穴場でもあります。

アジフライが美味い定食屋はイケてる説が浮上!

人によってランチに何を求めるかは様々ですが、定食屋さんに訪れるという事は、それなりのボリュームとコストパフォーマンスを求めている人が多いと思われます。

そして!

安いだけの定食屋さんもありますが、安くて美味しい店を見付けられるか否かがライターとしての素質というか器量を問われる案件で御座います。

では、美味しい定食屋さんとは一体どんな定食屋さんなのでしょうか?

そんな事は外食のベテランであれば誰もが知っている常識なので、今更言う必要はないのですが、あえて言おう!

「アジフライが美味い店は良店である!!」

基本、定食屋さんはボリュームとスピードを考慮して、揚げ物を軸に展開したメニューを得意とするのですが、その揚げ物の中でも“アジフライ”にコダワリのある店は、総じて料理が美味しいと言っておきましょう。

『アジフライとメンチ定食』(750円)を所望する!

というわけで『とんとん亭』は初見となる筆者のファーストチョイスは、通称“アジメンチ”と呼ばれる定食で御座います。

この『とんとん亭』では基本的に、料理を二品組み合わせる形の欲張り定食でして、例えば“しょうが焼き&メンチ”みたいな感じになります。

無論、単品だけの定食もありますが、やはり人気はコンビ定食でして、かなり自由度が高い組み合わせもあるので、どれを食べるか迷ってしまいます。

ちなみにこの日は大将のイチオシは『刺身定食』(750円)でして、その布陣は

「刺身、唐揚げ、焼き物」

で750円という非常にコスパの良いメニューで御座います。もし、筆者が仕事でなければ、迷わずコチラを選んだ事でしょう。

店内は広く、清潔感とレトロ感が同居した非常に居心地の良い空間でした。

さらに美味しい居酒屋の条件である“瓶コーラ”が置いてある点も、特筆に値すると思います。

『アジフライとメンチ定食』を食す!

整いました。

これぞ筆者の理想とする日本の定食で御座います。

ガッツリ系の定食であれば御飯もこのくらいの盛りになるのは必然であり、デフォルトの茶碗が最初から大き目なのが素晴らしいですね。

まさに“働く人の為の定食”として一分の隙も無い完璧な布陣では、ないでしょうか?

メンチカツのボリュームも良し!

味が良いのは当然として、このボリューム感もなかなかですね。

特筆すべきはメンチカツの厚さでしょうか?

薄過ぎず厚過ぎずベストな厚さで仕上がっていて、メンチのジューシーさと衣のサクサク感のバランスが良いですね。

厳密には、もっと分厚いメンチカツも世の中にはありますが、この厚さは他の“揚げ物”に揃えている予感です。

具体的にはメンチカツを鍋に入れて、その後にアジフライを入れて、アジフライを上げた後に、メンチカツを上げると整う感じでしょうか?

店内も広く弁当の注文も多いので、あまりメニューごとに揚げ時間が変わると大変なので、なるべく揚げる時間を統一したと思われ、揚げ物の基本である

「揚げたての美味しさ」

を忠実に守る姿勢はリスペクトです。冷凍食品を揚げただけのショボい定食屋とは次元が違います。

アジフライが美味しい件

そして待ち焦がれたアジフライも素晴らしい出来映えですね。

写真を見て頂ければ分かりますが、かなり大きなアジフライが2枚もあります。ぶっちゃけ、このアジフライの定食だけで750円でも納得してしまう内容ですね。

秋葉原と言えば神田、神田と言えば魚の仕入れは築地市場で御座います。

なので、何気に秋葉原の個人店、すなわち外周部の店では“美味しいアジフライ”に巡り会える事があるので覚えておいて下さい。

あと、言うまでもありませんがチェーン店の場合は大抵が冷凍モノですので、語るに値しないとも言っておきましょう。

フワリとした味の食感と衣のコントラストが、やはりアジフライの醍醐味ですね。

ぶっちゃけ、ここ数年で一番美味しいアジフライを頂きました。

サイドもボリューム満点である!

サラダはキャベツの千切りで来るかと思いきや、水菜を使ったサラダ風で攻めて来ました。

しかも、ちょいちょいボリュームがあります。

揚げ物×2なメニューなので、この野菜感は嬉しいですね。秋葉原はガッツリ系メニューが多いのですが、その分“野菜”は少な目な店ばかりなので『とんとん亭』の定食は貴重な存在かと存じます。

小鉢も味噌汁も美味しく、非常に満足度の高い食事を頂く事が出来ました。

ご馳走様です!!

『とんとん亭』 総評

今回は『とんとん亭』の実力を知る為に、あえて『アジフライとメンチ定食』を選びました。

そして、アジフライもメンチカツのどちらも上位に入る美味しさを保証出来ると確信した次第です。

しかも、この内容とボリュームで750円は頭が下がりますね。

というわけで、筆者超イチオシな『とんとん亭』ですが、この一品だけで『とんとん亭』を語るのは早いと言わざるを得ないでしょうか?

例えば鶏の唐揚げや豚肉の生姜焼きなどもチェックしなければ、レポートを終わる事は出来ません。

それでは、是非みなさんも秋葉原にお越しの際には、少し足を伸ばして『とんとん亭』に訪れてみて下さい。

秋葉原でカレーやラーメンばかり食べている場合じゃないって事実を、思い知ることになりますよ。

『とんとん亭』

住所:東京都千代田区神田佐久間町3-21 横島ビル1F

営業時間 謎(昼はランチ、夜は居酒屋営業) 
定休日:謎(日曜祝日?)

酒と料理に情熱と脂肪を燃やすフリーライター ”日の丸構図で寄りまくる!”と言う素人写真を武器に暗躍する。美味しい料理を世界にバラ撒く”飯テロリスト”として各国の情報機関にブックマークされたが反省はしていない。 取材依頼(新店舗、新メニューのPR)その他記事の執筆依頼は下記のメールアドレスまでお願いします! [email protected] なんとなく作ったサイトも絶賛稼働中! http://foodnews.jp/

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