2016年6月3日。
陸上自衛隊の新しいエンブレムが発表されました。
その名は『桜刀“さくらかたな”』
目を引くのは、抜き身の日本刀です。
なぜ今更エンブレムが必要?
『BuzzFeed News』の質問に対し、文書で陸上幕僚監部より回答がありました。
まず、コンセプトが3つあるという事です。
(1)我が国の平和と独立を守る強固な意志及び強靭性
(2)自衛隊員又は日本国民としての誇りとアイデンティティ
(3)我が国の歴史・文化・伝統に対する深い尊崇の念
なぜ『刀』なのか?
陸上幕僚監部の回答によると、日本刀は「古来より武人の象徴とされてきた」としています。
そして、下記のように解説しています。
(1)『刃』の強靭さ
(2)『鞘』に平和を愛する心を表現
自衛隊は専守防衛なのに抜刀して戦闘体制万全のエンブレムにしたのは何故?
その指摘があった「抜刀」の描写については、
(1)奥に刃
(2)手前に鞘
それが『国土防衛の最後の砦』そして『国家危急の時に初めて戦う』という陸上自衛隊の意思を表現したものだそうです。
エンブレムを作成した経緯は?
(1)ここ数年、陸上自衛隊は、他国との共同訓練、国際会議、能力構築支援など、国際的な活動、交流が増大してきた
(2)海外での活動では国際儀礼上、自国軍のエンブレム入りギフト(メダル等)を交換することが慣例となっている
(3)陸上自衛隊には、他国のように統一したエンブレムが存在しておらず「統一したものが必要」との認識を隊員達は共有していた
なるほど、簡単に言えば・・・
プレゼント用ですか?
記念品ですか?
エンブレムは誰がデザインして、審査員は誰だったんでしょうか?
筆者なりに調べてみましたが、分かり得る情報公開は有りませんでした。
東京オリンピックのエンブレム騒動に隠れて、コソコソ決めたイメージが払拭できないニュースですね。
【参考】
※ 『BuzzFeed News』