ランドセルを無料支給する自治体を褒めよ!…というか、ランドセルって異常に高すぎに思いません❓

  by あおぞら  Tags :  

 来月からは新年度、ピカピカの小学1年生も誕生します。桜咲く頃、親御さんの喜びはひとしおでしょう。思い起こせば遠い昔、私が小学生に上がる前、両親は喜んでいたのでしょう、皆さんの親御さんも同じように喜ばれたのです。

 当時もランドセルは高かったと思います。赤い皮のランドセルでした。高学年ではもう使わなくなったけど長年愛用しました。日本のあのランドセルは独特で、アメリカであのような高価な、かつ小学生には重い負担になるような鞄はありません。逆にランドセルを背負った小学生がいたら奇異に映るでしょう。

 ランドセルはいい物だと思いますし、懐かしい思い出がありますが、ランドセルって高すぎません? もう一回、高すぎません? チョット検索してみました、ランドセル工業会の「ランドセル購入に関する調査 2023年」によれば、2023年に小学校へ入学した児童のランドセル平均購入金額は5万8524円だそうです。

 世の中の小学生に上がる子供のいる家庭が皆裕福なら問題はないでしょうが、離婚率も高くなる中、シングルマザーで苦労している人も多いと思います。また、定額所得者の家庭からこのランドセル代の捻出は相当キツイのではないかと思われます。

 例えば私学に入れるような経済的ゆとりのある家庭では、その親世代、まぁ、新小学生のおじいちゃん、おばあちゃんですね、そのじいちゃん&ばぁちゃんも金持ちでしょうから、祖父母から高級ランドセルをプレゼントされることも多いと思います。ああ、貧困家庭ではそんなことはないのではないでしょうか、泣きっ面に蜂ですね。

 このランドセル購入ってこれからもずっと続くのでしょうか? アメリカの小学生はバックパックと呼ばれるいわゆるリュックサックを使用するのが殆どで、強く軽い化繊の布なので丈夫ですし、しかも手頃価格です。入学と同時に判で押したようなランドセル通学はありえません。

 海外から文句を言っているように感じられたら恐縮ですが、それにしてもランドセルは異常に高すぎると思います。小学生に高額のランドセルは無駄に思います。調べてみると無料のランドセルを支給している自治体が以下ありました。

・茨城県
・富山県立山町
・山形県村山市
・長野県駒ヶ根市
・山口県防府市
・徳島県鳴門市
・大阪府摂津市
・千葉県いすみ市

 こういう自治体は立派です。これを日本全体ですればいいのではないでしょうか? 支給されるランドセルは決して高価なものではないと思いますし、新1年生自体がピカピカなのですから高価なものは不要ですし、また小1には似合いません。

 自治体が簡易なランドセルでも均一に支給することより、高価なランドセルを見せびらかし威張るようなイヤなイヤな小学1年生の出現を阻止できます。コレ、結構大きいですよ。

 国会議員たちが裏金工作や、石破総理大臣がポケットマネーから自民党15議員に商品券10万円分を配布したとやらで、一国の首相が何を考えて行動しているのか不思議不思議ではありますが、本当に使うべきお金って実際は何も使われていないんですよね。

 慣例はそろそろ壊した方がいいと思うのです、高額ランドセルをこれからも買い続けることを。買える人より、買えなくて困っている人に基準を合わせて欲しいです。

 しかし、そんなことより実際、無料支給している自治体があるのですから、そのような善行をなぜ他の市町村も取り入れないのでしょうか? 

 今の日本は少子化でこれからもっと国力を失っていくと思われます。人口の多い国が栄えるのは事実で、実際、インドの躍進目ざましいです。これから日本はもっと賢く、弱者に優しい国になり、国力の底力を見せて欲しいと願います。

 その手始めとして、ランドセルは無料で配布することが日本全体に取り入れられれば、それだけ心も豊かになれると思うのです。

ニューヨークから発信しています

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