秋葉原に引っ越ししたガジェット通信がお送りする“ガジェ通秋葉原制覇”ですが、あえて言おう！
「秋葉原の飯は外周を攻めろ！」
どうしても秋葉原の食と言うと中心部にある“話題の店”を攻めてドヤりがちですが、それでは秋葉原が分かってらっしゃらないと言わざるを得ません。
さんざん調べて食べて歩いて食べて満喫で漫画読んで寝て起きて食べてを繰り返した筆者（YELLOW）ですが、本当に心が震えるような美味しい店は秋葉原郊外に多い事が判明しました。
無論、それらの店はSNSで取り上げられる事も少なく、ひっそりと営業しているのですが、昔からの常連さん達に支えられて営業を続けています。
この様な店を探して公開するのは賛否が分かれる所ですが、まあ遅かれ早かれネットで紹介されてしまう時代なので、それなら筆者がきっちり紹介しておこうと思った次第です。
地元の人に愛され続けている『ふくよし』
秋葉原で“トンカツ”と言えば、確かに『丸五』は至高の存在です。筆者も食べてみましたが、まさに日本の“とんかつ”のあるべき姿のひとつかと思いました。
しかし！
本当に秋葉原近辺に住まう人達が通う、真のアキバ飯はコチラの『ふくよし』で御座います。
通りから1本入った路地裏にあるので、まず知らない人は店の看板すら見た事がないレベルのマニアックな店ですが、今でもランチタイムは常に満席になる超人気店で御座います。
『カツカレー』を所望する！
『ふくよし』はトンカツなどの揚げ物が得意ですが、やはり一番人気は『カツカレー』ではないでしょうか？
と、言う訳で『ふくよし』の実力を測る為に、ベーシックスタンダードな『カツカレー』（850円）を食べる事にします。
しかも！
この『カツカレー』（850円）は土曜日だと650円、なんと200円引きの650円で食べる事が出来るのです！！
この時点で土曜日ならば『カツカレー』一択である事は間違いないと言っておきましょう。
『カツカレー』を食べてみた
めっちゃ混んでいるにも関わらず、ほぼ揚げ置きをしないので本当に美味しい『カツカレー』が食べられます。
ん～！
筆者はカレーもトンカツも好きですが、やはりカツカレーは至高の存在かと存じます。
脂質とか糖質とかカロリーとか、そんなチャチなモンじゃねぇ、もっと体の奥にある魂を揺さぶるビジュアルは、まさに下町定食の王様、もとい殿様と言っても過言ではありません。
もはやカレーもトンカツも超越した『カツカレー』と言うモノの存在は、まさに日本を代表するメニューと呼べるのではないでしょうか？
やはりトンカツの美味さが抜きんでている『ふくよし』
カレーに関しては神保町にも負けていない秋葉原なので、当然『カツカレー』も星の数ほど存在しています。
しかし！
本当にカツが美味しい『カツカレー』となると片手で数える程しかありません。
そして！
この『ふくよし』のトンカツは確実にベスト3に入る美味さですね。
ここら辺、長年に渡る定食屋さんとして培った技術と、妥協を許さない職人気質があっての結果かと思います。
カレーが美味しい……だと？
特筆すべきはトンカツの美味しさですが、何気にカレーの方も美味しかったりします。
いわゆる定食屋さんのカレーだと、どうしても業務用カレーの味が見え隠れする店も少なくないのですが、この『ふくよし』のカレーは一味違いますね。
恐らく業務用のカレールーではなく、赤缶あたりを使って沢山の野菜でじっくり煮込んだと思われます。
少なくとも具として確認出来るタマネギ以外にも、多くの野菜が溶け込んでいる予感です。
キャベツも美味いぞ！
揚げ物重視の定食屋さんなので、キャベツの千切りも完璧で御座います。
カツカレーにキャベツの千切りを入れてくる店は、大抵の場合はトンカツが激ウマな店が多いですね。
無論、普通のトンカツ単品よりもヘヴィーな『カツカレー』こそ、色々な意味でキャベツの存在はありがたいので、山盛りキャベツもありがたく頂戴しましょう。
“おしんこ”と味噌汁の旨さもマーベラスで御座います。
『カツカレー』 総評
まさに秋葉原を代表する『ふくよし』の実力を思い知らされた『カツカレー』に筆者も脱帽で御座います。
ランチタイムは激混みなのですが、女将さんの完璧な指揮統制の元、一糸乱れぬ動きの常連客達のチームワークにより、意外とスムーズに食事をする事が出来ます。
この流れに乗るだけのスキルがあれば、秋葉原で飯と言えば『ふくよし』一択と言っても過言ではない程の美味しい御飯を食べる事が可能です。
もしくは、意外と常連さんは開店直後は来ないので、オープン直後を狙ってみるのも正解かと存じます。
それでは、是非みなさんも一度は『ふくよし』の『カツカレー』を食べてみて下さい。
『ふくよし』
住所：東京都千代田区神田和泉町1-9
営業時間 11:00～15:00
土曜日 11:00～14:30定休日：日曜祝日
