あの土の味が『ハニーレモンジーナ』としてリニューアル!果たしてその味は?シリーズ全種類を再点検!

  by 古川 智規  Tags :  

サントリー食品インターナショナルが販売している「オランジーナ」シリーズのうち、発売当初から”土の味がする”と物議をかもした「レモンジーナ」がこのたびリニューアルし、「ハニーレモンジーナ」として5月24日から全国発売されるのに先立ち、一足お先に試飲する機会を得たのであらためて全シリーズの味を再確認しながらレポートする。

果汁炭酸飲料のというカテゴリーを樹立した同シリーズは、ご存じのとおりフランス生まれ。
オレンジ果汁とピールを加えた自然な苦みでオランジーナが新しい炭酸飲料の地位をほしいままにしたのは記憶に新しい。
それから、問題のレモンジーナが登場しSNSで「土に味がする」と話題をさらい、一時売れすぎて店頭から姿を消してしまったのが1年前。
以降は、プレミアム系として登場したブラッドオレンジーナ、果汁の割合を2倍に増やし、自動販売機専用商品としたオランジーナ贅沢ビターオレンジを相次いで発売している。

問題のレモンジーナは今回のリニューアルに伴い退役する。
メーカーによると、「クセになるその味で確たる固定ファンを獲得したのは事実だが、万人ウケする飲料としては少々とんがりすぎた」というのが、リニューアルの経緯のようだ。
果たしてとんがりを捨てて、丸くなったのか。

その前に、まずは老舗のオランジーナから味を再確認してみる。
おなじみの、甘さの中で舌に残る確かな苦みはピールによるもので、「迷ったらこれを飲め!」の代表格と言えるだろう。
引き続き販売されるものの、5月24日からはパッケージが新しくなる。

3月29日から販売されているブラッドオレンジーナ。
大人の炭酸飲料がさらに大人になったプレミアムな味は、ノンアルコールカクテルとしてそのまま出しても何の問題もない甘みと香り。
ちょっとリッチな気分になれる1本だ。

自販機専用なので見る機会は少ないかもしれないが、オランジーナ贅沢ビターオレンジ。
果汁が多いので味が濃いのは当然として、後になっても舌に自然な甘みが残るのは果汁のなせる業か。
缶コーヒーの代わりにほっと一息つきたいときには最適な選択。

レモンジーナはおなじみの土の味…ではなくてレモンピールの風味と酸味が炭酸強めと感じさせるかもしれないさわやかな味。
ただし、もう手に入らないので、コアなファンの方は買いだめ必修だろう。

今回新たに販売されるハニーレモンジーナ。
ハニーレモンって要はハチミツレモンだろう?と思っていたのだが、若干違う。
それは、やはり果汁が左右しておりハチミツの甘さに深みがあるので、レモンピールの苦みがグッとくる感じがした。
また、ハチミツの甘さは特徴があるのだが、いわゆる甘ったるい感じではなく深く浸透するような甘さだと表現したい。

パッケージのフォントも手書き風になっており、女性にはウケそうなデザイン。
さらに芸の細かいことに、内容量や原材料の表示まで手書き風フォントにしてある。ついつい読んでしまいたくなるような、女子力の高いハニーレモンジーナだった。

確かにとんがりは鳴りを潜めて丸くなったかもしれないが、大人向けの引き締まった果汁炭酸飲料であるという軸については全くぶれていないと感じた。
夏に向けて、自然な甘さや苦みでリフレッシュしてみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

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