5月7日~8日開催! 神戸のドヤ街を彩る名物イベント『新開地音楽祭』

5月7日、8日に神戸市兵庫区で開催される新開地音楽祭

街中に設置された9ヵ所のステージでさまざまなアーティストが同時進行でライブをおこない、8万人の観客が訪れるという関西でも屈指のフリー音楽イベントだ。

場所柄がまた良い。

新開地と言えば皆が神戸に期待する”お洒落で洗練された”イメージを180度裏切るドヤ街

朝っぱらから千鳥足の中高年男子や競艇施設『ボートピア』に吸い込まれるギャンブラー達がなんとも言えない人生のブルースを奏でている街なのだ。

それを反映して、イベントの看板となってきた過去のメインゲスト達は上田正樹、山本リンダ、尾藤イサオなど、なんともシブい面々。

今年のメインゲスト(7日)もばんばひろふみ&杉田二郎と言うのだからこりゃもう筋金入りだ。

『「いちご白書」をもう一度』、『Sachiko』、『戦争を知らない子供たち』……。

知らない読者は親か祖父母にでも尋ねていただきたいが、時代をいろどったハートフルなヒット曲が楽しめることだろう。

ビンテージ音楽にさほど興味がないという方は各所のステージをめぐり若手の気鋭アーティストを発掘するのもいいし、フリーマーケットや屋台、アート作品展、子供向け遊戯コーナーもおススメだ。

老若男女、お一人様でもカップルでもファミリーでも懐深く受け入れるドヤ街ならではの“バリアフリーなお祭り”だと思う。

※一部の画像を『新開地音楽祭』公式サイトから引用しました
http://shinkaichi.or.jp/ongakusai/

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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