Apple『Siri』を単なる音声認識技術だと思ったら大間違いですぞ!

  by さいば☆しん  Tags :  

Appleの音声認識機能『Siri』日本語版ですが、

色々と話題になっておりますな。 

私だったら赤面を通り越して、グミ色になってしまう様な、

恥ずかしい事を『Siri』に言って、その反応を楽しむなんて

困った人たちもおりますな。(私もちょっとは試しましたが・・)

『Siri』については、既に、多くのサイトで、その詳細について

紹介されておりますので、今回は、ちょっと違った切り口で

記事を書かせて頂きますぞ。

ドコモの音声認識機能『しゃべってコンシェル』も

使ってみたのですが、

その〝ロリ好み?の声質“、〝訛りの少ないイントネーション”、

各種サービスとリンク等々、単に音声エージェントとしてみれば、

(コンシェルだから、執事=羊キャラクターは笑えますが・・)

流石は国産ネイティブアプリとして、米国産の『Siri』よりも

優れているかもしれません。

が、単なる〝音声エージェント“だけに止めておくなら良いですが、

Appleは『Siri』に、それ以上のものを求めているのでは

ないでしょうか?

試しに、ちょっと意地悪して、余り一般的でない地名の

時間を色々と聞いてみましたが・・、

アフリカの小国『レソト』の時間。

『ブータン』の時間。

『アブダビ』の時間も見事に、教えてくれるのですが、

心の中で、「この人、こんな場所の時間を聞いて

何する気かしらん?」と思っているかの様な返事をするのですな。

余りに続けて聞くので 最後には・・・、

早口言葉も、最初は「よいしょ!」的な返事をするのですが・・・、

後にはもういい加減にしてくれと、クールな一面も見せる。

今度は、ちょっとしつこく同じ質問をしてみると、

最初は拒むのですが、

何回か後には、観念(?)して、お話をしてくれるのですな。

Appleのことも聞いてみましたぞ。

続いて、今やライバル会社となったGoogleについて聞くと、

ライバルの株が下がったことを教えてくれます。

「やりますなっ!シリ子さん」

で、気が付くと、相手にしているのはスマホではなく、一人の人間、

女性?として会話している自分が、そこにいる訳なんですな。

ドコモの「しゃべってコンシェル」には、ここまで“感情移入”は

出来ませんでしたぞ。

きっと、求めているものが違うのでしょうな。

スティーブ・ジョブスが生前、iPhoneを開発する時に、

“アプリを入れて何でもできる様なタッチスクリーンデバイスを

作る”・・・ではなく、

「人々が恋に落ちる最初の電話をつくりたい」というシンプルな

指示をしたそうですが、『Siri』と話していると、

それが分かる様な気がしますな。

単にスペックを追求するのではなく、〝魂をこめる“。

それが今のAppleの快進撃の秘密かもしれませんな。