先日、新卒で入社した会社を2年経たずに退職しました。
何か不満があったわけじゃありません。その会社に勤務していた頃は、憧れの先輩に少しでも近づけるように努力していたし、それが毎日を充実させてくれていた。年収もサラリーマンの平均年収程度もらえていました。だから決してその会社が嫌で退職を決めたわけではないのです。
それでも辞めることを決意したのは、ただ一点「ソーシャルメディア(twitter)に出会ったから」だと思っています。
僕が本格的にtwitterに触れるようになったのは今からちょうど一年前でした。
それまでの僕は、「大企業で、定年まで勤めることが幸せになれる方法だ」となんとなく考える人に囲まれて過ごしてきました。僕もそうした考えに対して何も疑うことなく、周りの人と同じように考え、就職先も決めました。
しかしtwitterと出会い、色々な人のつぶやきに触れるうちに、少しずつ考えが変わってきたのです。
特に同世代の若者が起業したり、世界一周したり、フリーランサーになったりしているのを目の当たりにしたことは大きな刺激となりました。実際に彼らに対し、話を聞きにも行きました。
そうしたやりとりを通じて「今の自分の生き方は、本当に正しいのだろうか?」との思いが日に日に強くなっていったのです。
こうした考えを持つ人は僕だけではありません。事実、僕の周りだけでもソーシャルメディアを積極的に活用している人のうち、新卒で就職した会社を退職した、もしくは退職したいと考えている人は5割くらいいるんじゃないか、というほどです。
おそらく現在23~26歳くらいの、まだあまりソーシャルメディアが普及していなかった時代に就職活動を行い、就職後にそれらを始めた層の中にはこうした考えを持っている人が結構な割合でいるのではないかと予想しています。
ソーシャルメディアは、僕たちが「なんとなくできたらいいな」と思っていたことを、手の届きそうな範囲にまで近づけてくれたのです。
そんなこんなで自分を見つめなおした結果、今僕は自分の目標と直結している環境で働いています。
これまでと比べると楽な道ではありません。でもこれまでよりも明日が楽しみな、そんな毎日を送っています。