春の雰囲気も徐々に微かに、けれど確実に感じられるであろう3月になり、いよいよ今年の『フジロックフェスティバル』の参加者第一弾が発表されました。
詳しくはこちら→FUJI ROCK FESTIVAL ’12
今年のフジロックは、今回の発表以前に『ザ・ストーンローゼス』、『レディオヘッド』と言うUKロック界の超絶ビッグネーム(というか、もはやレジェンドクラス)の参加が発表されており、期待はなかなかのものでした。もとい、かなりのものでした。
そこへ来て、今回の発表。期待がさらに高まりました。小中高全ての修学旅行を合体させたくらいのパワーがあります。ひょっとしたら、今から楽しみで眠れなくなるかも知れません。……まぁ、今既に眠たいのですけど。
さて、去年病欠となった『バディ・ガイ』が懲りず(失敬)に、リベンジとばかりに来るようです。日本(演歌)で言うサブちゃんくらい、ブルーズの大御所、だと勝手に思っております。そのクセ、幻の『ウドフェス』で観たときは「黒飴みてぇだ!」なんて思いました。
見た目も音も黒光りしている、バディ・ガイ。アルコール片手にゆらゆらと楽しみたいものです。
そして、英国を代表する眉毛兄弟の片割れである『リアム・ギャラガー』率い『ビーディーアイ』の参加も決定。
フジロック’09で初めてオアシスを見た時は「歌い方が応援団みてぇだ!」なんて思いましたが、まさかそれが最初で最後のオアシスになるとは思いませんでした。
個人的には兄眉毛であるノエルの方に来て欲しかったのですが、眉毛が濃い仲間だからって贅沢を言ってはいけませんね。
今回発表となったメンツの中では、個人的には『ジャック・ホワイト』が嬉しいです。エセ兄弟ユニットとして知られる『ホワイト・ストライプス』は観る前に解散しちゃったけど、「友達と一緒にやってま~す」なノリ(の様に、僕には見えます)のバンド、『ラカンターズ』は初フジロックの時に観ました。その時は、余りにも顔色の悪いジャックを見て「吸血鬼みてぇだ!」なんて思いました。
以来観ていないので、相変わらず吸血鬼染みているであろうジャックを見るのが、今から楽しみです。頼むから、他の出演者と被りませんように。
……まぁ、毎回どっかしら被るんですけど。
そうやって苦悩することも、フジロックの醍醐味、かも知れません。600円のビールは少々高すぎる気もしますが、どうせ酔っちまえばそんなのどうだってよくなります。
なによりカニより、大自然の中で酒を飲みながら音楽を観て聴いて楽しめる。いわば空気を楽しめる。これだけで、幸せ過ぎるってもんです。たとえチケット代がこっそり値上がりしていたとしても、バカだから幸せなのです。バカ万歳!