時に野生動物の貴重な生態を伝えてくれることもある動物写真家は、何カ月もの間、野生動物の近くに張り込み、決定的瞬間を狙います。そんな彼らが撮影した写真……ではなく、動物写真家の仕事ぶりを収めた写真が話題になっていました。
まるでずっと前からそこにあった岩か何かのごとく動物に乗っかられたり、仲間であるかのようにカメラ目線をもらったり。すげぇ、完全に自然の一部になってるよ。
画像を見た人たちの反応
・雪のかまくらとキツネの写真が好き。「目立たないようにしてるのかもしれないけど、バレてるよ」って言ってるみたい
・チーター「いいの? この明るさでf5.6でいいの?」
・キツネ「いい顔で写ってる?」
・ワシ「それを消せって言ってんだよ!」
・ネイチャーフォトの83%は偶然撮影されたものです。それらのうち42%は意図したものとは違う動物を撮影したものです。
・適当なこと言いやがってw
・動物写真家はディズニープリンセスみたいに動物と仲良くなれるんだね
・他のはいいけど、ヒグマには手を出すなよ
・グリズリーマンを見ろよ。長年撮影してても結局食われただろ。野生動物なんだよ
・なぜ自分自身を撮影した写真があるの?
・カメラマンの半数はアシスタントを連れているものです
・写真家を撮影する写真家というお仕事
・クッソ高いキヤノン1DSとLレンズが傷つくじゃん
・自然カメラマンはやや安全なスナイパーみたいなもんか
・念入りに場所取りして長玉で無防備な標的を捉えるという意味では同じだね
英語の「shoot」には、特にスポーツ写真の分野で決定的瞬間を狙って撮影するという意味もあるので、自然に溶け込み気付かれずに標的を狙うスナイパーとまさに同義。カモフラテントの中で何カ月もの間生活し、数千枚撮影した中から作品として発表できるのはわずか数枚という世界です。
一方、動物との会話を楽しむディズニー映画のお姫様のような撮影スタイルも。でも、動物写真家が生まれつき野生動物と仲良くなれる体質というわけではありません。例えば、日本を代表する動物写真家・岩合光昭氏のドキュメンタリー番組を見ていると、猫のほうから岩合氏に寄ってくる場面がしばしば見られますが、これも長年の経験によって獲得した技術の賜物。1日に何十キロも歩き回り、たくさんの猫と触れ合ってきたからこそ、猫と“会話”をする余裕が生まれ、あれだけ自然な姿を撮影できるわけです。
ただ、相手がヒグマのような猛獣となると話は別。距離を詰めすぎたが故に死亡事故に発展してしまった「グリズリーマン」とか星野道夫氏の例もあります。自然と野生動物に対する敬意と畏怖の念を忘れないことがネイチャーフォトに必要な心構えなのではないでしょうか。
画像とソース:『imgur』より引用
http://imgur.com/gallery/0DxQu[リンク]