仮想現実(VR)技術の支持者は、生徒が、仮想的な見学旅行を体験できるような、対話的な授業は、生徒を惹きつけるという。 2016年2月11日
By Georgia Wells、WSJ
教師は、仮想現実(VR)技術への準備ができているかどうか、あまり明確でない。
米国の約1万校で使用されている、教育ソフトウェアを作成する、スタートアップ、Nearpodは、今週、生徒が、VRヘッドセットを使用して、仮想現実を体験する授業を開始した。
VRヘッドセットと他のハードウェアに、大きな投資をすることを、学校に要求する代わりに、Nearpodのアプローチは、独自のデバイスか、地域に供給された、エレクトロニクスを使用している、生徒に頼っている。
Nearpodの役員、Guido Kovalskys氏によると、多くの教師は、VR技術が高価で複雑なので、仮想現実(VR)や、他の技術を、自分たちの教室に、取り入れることに関して、心配しているという。
「我々の最大のハードルは、技術を採用することに、完全に対応できていない、教師に関連することである。」と、Kovalskys氏は述べた。
学生は、教室で、教科書を共有したり、ビデオを録画したり、視聴したり、あるいは、何かをリサーチしたりするために、既に、タブレットやノートPCを使用している。
人々が、イマーシブや、360度の画像を経験できるようにする、VR技術は、教室に、次のレベルの技術をもたらすだろう。
Googleの親会社、Alphabetは、2015年9月に、ダンボール製のVRヘッドセットを使用した、一時的なプロジェクトで、教室で、仮想現実(VR)を実験した。
Alphabetによると、仮想現実(VR)技術が、「遠くにある場所への、仮想的な見学旅行」といった、対話的な授業で、生徒を惹きつけるという。
カリフォルニアのバークレーの、1年と2年の生徒は、Nearpod VRというVRヘッドセットを使用して、仮想的に、火星を探索する授業を受けている。
Nearpodの投資家の1人、Brandon Farwell氏によると、教師は、自分たちの教室で、Chromebookやタブレットで、仮想現実(VR)技術を使用して、教科書を超えて、生徒の想像力を世界へ広げることに取り組んでいるという。
Nearpodは、2012年に、教師と生徒が、コンテンツを共有できるようにする、アプリの提供を開始した。
Kovalskys氏は、初めて、仮想現実(VR)を見たときに、Nearpodのソフトウェアを、より対話的にしたかったので、アプリにVR技術を組み込みたいと思った。
Kovalskys氏の技術は、教師と学生が、画像、テキスト、質問、および、仮想現実を含む、コンテンツを、デバイスで体験できるような授業を、構成できるようにしている。
Nearpodのコンテンツの多くは、無料で使用できる。
教師は、特定のレッスンに、2.99ドルを支払うことができ、学校は、1年間に、約2,000ドルを支払い、バルクでソフトウェアのライセンスを購入することができる。
Nearpodは、スマートフォンの仮想現実(VR)ソフトウェア用に、ソフトウェアと共に、無料のダンボール製のVRヘッドセットを配布している。
Kovalskys氏によると、Nearpodは、教師が、教室で、マルチメディアを作成するために、VR技術を使用することを、容易にしているという。
Galileo Academy of Science and TechnologyのMendribil教師のクラスは、学生が、Nearpodの仮想現実(VR)授業を使用して、サンフランシスコの美術館、Legion of Honorへの仮想的な見学旅行で、パリ博物館から貸出中の、フランスの印象派の美術作品を探索して、観賞し、宿題として、調査レポートを完成させるような授業を受けられるようにしている。