先日FREETELからKATANA02が発売されまして、(一部で俄かに)盛り上がっている日本のWindowsPhone市場ですが、とある端末の情報が一向にアナウンスされてきません。ジェネシスホールディングのgeaneeブランドから発売予定のgeanee WPJ40-10です。
エントリーモデルのお手本の様なWindowsPhone
WPJ40-10は4インチディスプレイとWindows10Mobileと低価格がセールスポイントのエントリーモデルで、スペック的に特に秀でた部分はありません。CPUはクアッドコア、メモリは1GB、内部ストレージは8GBで外部はmicroSDカードに対応と、実に平均的なエントリースペック。4インチディスプレイの解像度は800×400のWVGA、カメラはリア500万画素のフロント200万画素と、こちらも実に平均的なエントリースペック。SIMフリーで通信はLTEに対応しており、無線は802.11b/g/hに対応し、Bluetooth4.0を搭載。これらもまぁ「一通り、最低限揃っていますね~。」といった具合のもので、特段珍しくはありません。
最大のウリはその平凡さ
しかし、最低限の装備とスペックだということはつまり、構造的にシンプルなのです。全てにおいて、ハード的にもソフト的にもシンプルなのです。
つまりは総合的な調整がし易く、ハードとソフトの調和をとることで安定性のある動作になるのではないかと。そして余計なバッテリーの消費を抑え、バッテリー容量が少なくてもそこそこ長い時間使える端末になるのではないかと。そんな希望的予想ができる訳なんですね。
iPhoneはandroid機に比べて直接的なスペックは劣るものの、何に関しても安定して動き、好成績をマークできます。それはハードとOSのチューニングがキチンとできているからこその芸当で、iPhoneの信頼はそこにあるのです。一方のandroidは無数に機種がある為にOSの調整が大変となり、不安定要素が多いと言えます。単純にスペック高でもスコアに直結しないケースがあるのは、そういった事情もあるんですね。
安くてSIMフリーでLTE対応で小型ならさまざまな使い道がある
筆者の環境ではまだ少しWindowsPhone1台をメインとするには厳しいので、geanee WPJ40-10をサブ機として購入したいと考えています。今のメイン機はSIMフリーになる直前のDoCoMo端末の為、MVNOのSIMではテザリングに難もありますからね。なので、サブ機兼モバイルルーターとしてコンパクト且つシンプルな端末が欲しいのです。要は使い方です。
それと、12800円(税別)が参考価格とのことなので安いことは安いのですが、あまり発売まで時間が掛かるのであればその評価も変わってきます。2015年10月28日の公式アナウンスを最後に、目立った情報が入ってきません。続報が待たれます。
画像は全て『geanee』公式ホームページから
http://geanee.jp/products/wpj40-10.html