ネット銀行からインターネットの現状をちょっと考えた。

  by 森井聖大  Tags :  

 

はたして僕は、生活の為に、かりそめにも、何となく働いているのだが。
先日、給与振込みを楽天銀行に変えてもらおうと事務員に言ったら、何だかごちゃごちゃ言ってきて、びっくりしたから書いておく。

 
事務員「ネット銀行ですか?大丈夫ですか?」

僕「大丈夫」

事務員「そうですか、では通帳のコピーと通帳の印鑑を持ってきてください」

僕「楽天銀行には、通帳も印鑑の届けも、ない」

事務員「本社への届出の書類に必要なんですけど・・・」

僕「ないものは、ない。ただ口座を開設した時のお知らせの紙はある」

事務員「じゃあそれを持ってきてください・・・あとは、聞いてみます」

僕「よろしく」

 

次の日、その一枚の紙を持って行った。

数時間後、再び、事務員が困った顔でやってきた。

 
事務員「他に何か確認書類みたいなモノないですか?」

僕「ない」

事務員「他に欲しいらしいのですが、もう少しちゃんとしたやつないですか?」

僕「ない」

事務員「困ったなあ。また聞いてみます・・・」

僕「よろしく」

何を感じたのかというと、ネットはもう生活のなかで普及していると感じていたが、そうでもなくて、特にシステムがついていってない、ということ。

もう少し言うと、システム変更が面倒くさいのかシステムが旧来のままだから、ネットはまだただの遊びの場でしかなく、社会的には信用されていないし、本当の意味で普及してもいない、とも感じた。

さらに、こういう話を同僚にしたら、ほぼ全員、とても便利かつ特典がいっぱいあり生活するにおいて有益なのに、ネット銀行そのものを開設している人がいなくて、みんな休憩時間もスマホでインターネットをやっているのに、一体何をしているのかな、と不思議な気分にもなった。

また株価から見ても、現在セブン銀行や楽天銀行などは、今はまだ地方銀行などよりも安いが、これから必ず成長して行くから、値上がりするだろう。この先、個人の預貯金者はネット銀行に流れていき、既存の銀行そのものは徐々に縮小していき、最終的にはネット銀行がメガバンク化していくだろう。

インターネットの普及は、社会システムそのものを変更させるものなのだけど、そこに至るまでには意識の変革もいるようで、それも世代を経れば当たり前のことになるのだろうが、今はまだそこまで至っていないだけのことだろう。
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