さまざまな技術やサービスは、退職者が、働くことを容易にし、健康を保ち、家庭で暮らし、友人や家族や社会との接触を維持する。 2015年11月29日
By Joseph F. Coughlin、WSJ
定年退職を迎える世代の人達に対する、とっておきの質問は、「これから先、どのように、長生きしますか?」という単純なものだろう。
多くの人達は、定年退職したあと、長い生きして、より多くの自由な時間を、どのように過ごすがも、大きな課題になるだろう。
(続き)
4)外出する。
友達の家を訪問したり、買い物に行ったりすることも、高齢の退職者の生活において、重要なことである。
調査によると、行きたい場所への外出を控えることは、精神的にも、肉体的にも、減退するという。
・2015年2Qに、SNSサイトを使用している、米国の大人の世代別の割合
2015年2Qに、Pew Research Centerが実施した、アンケート調査によると、ソーシアル・ネットワーキング・サイトを使用している、米国の大人の世代別の割合は、18~29才が88%、30~49才が78%、50~64才が51%、65才以上が35%であった。
・2015年2Qに、モバイル・アプリを使用している、米国の大人のスマートフォン・ユーザの世代別の割合
世代 スマートフォンのユーザ数 モバイル・アプリのユーザ数
18~24才 2560万人 2410万人
25~34才 3330万人 2570万人
35~44才 3210万人 2670万人
45~54才 3140万人 2560万人
55才以上 4860万人 2370万人
ソース:Nielsen、2015年2Q
技術は、ソリューションを提供する。
自動駐車、衝突警告、死角検出といった、自動運転技術は、高齢の退職者が、安全に運転できるようにする。
さらに、将来は、人が運転する必要のない、完全な自動運転車が誕生するだろう。
高齢の退職者には、自分で車を運転したり、維持したりしたくない人もいれば、いつまでも運転を続けたい人もいるだろう。
車を運転したくない、高齢の退職者には、スマートフォンで予約して、利用できる、LiftやUberのような配車サービスもある。
ハイテクの仮想現実(VR)ゴーグルは、運動や移動制限から来るフラストレーションを緩和させる、何らかの役割を果たすかもしれない。
高齢の退職者は、現実世界での旅行が、金銭的にも、体力的にも、難しくなると、仮想現実(VR)ゴーグルのような技術を使用して、手頃な価格で、仮想的な旅行(世界の名所や旧跡、美術館や博物館、コンサートや演劇、空中や水中など)を、よりリアルに体験できるようになるだろう。
Oculus Riftといった、仮想現実(VR)ゴーグル、スマートフォン、VRソフトウェア、VRコンテンツやサービスを使用して、ユーザは、イマーシブルで、対話的な経験を体験できるようになる。
仮想現実(VR)ゴーグルなどのVR技術を使用して、高齢の退職者は、家に居ながら、仮想的に、パリの美術館や博物館などを見学したり、ジープに乗って、アフリカのサファリを、さらにリアルに体験したりできるようになるだろう。
(続く)