どうやら、来年の3月末をもって『ごきげんよう』の放送が終了するそうだ。
昨年の『笑っていいとも!』に続いて、お昼の名物長寿番組がまた無くなってしまう。残念。
‥筆者が仕事をしていなかった頃、その2番組と、次の昼ドラをハシゴする毎日を、日課にするかのように送っていた。
おかげさまでドロドロ“嵐シリーズ”にも、だいぶ詳しくなったが(苦笑)、今記事では惜別の想いをこめて「なにが出るかな」にピックアップしてみたいと思う。
司会の小堺一機(59)氏。この方には私自身、ずいぶんと勉強をさせてもらった。
話題の振り方、トークの切り返し等はもちろんなのだが、ずっと見てきた小堺氏は、とにかくブレなかった。
誰に対しても“同じ目線”で話す
たとえばタモさんなんかだと、下っ端の芸人がゲストで出てきたりすると、見下したような態度を取ってみたり、女優の場合は、やたらデレデレしてみたり‥‥。
そういったシーンが『いいとも』などでは度々見受けられたのだけど、小堺氏にはそれがない。たまに大御所が出てきてもヘンに媚びたりしないから、向こうだってすぐに心を開かせる‥‥。
「俺もいつか、こんな‥小堺サンのような大人になりたい」
そう、毎回感心しながらサイコロトークを眺めていた日々‥
恐怖話しかしない稲川淳二に、大賞狙いあからさまな磯野貴理子‥‥
明石家さんまと北島三郎が登場してくるのは年末年始の恒例行事であったし、ときにアッと驚くゲストが出てくるのも愉しかった。
これから忘年会シーズン。みんなも会話(ネタ)に困ったときはサイコロを振ろう。
トークがダメでも“当たり目”をマスに入れれば盛り上がりは最高潮。そして、振り子は「略して!」のコールをお忘れなく。
『ごきげんよう』は終わっても、サイコロトークは嗚呼、永久に不滅なり。
小堺サン、24年間ほんとにありがとうございました。
※画像は「amazon.jp」より