海と船のコンサート ~船の科学館×声楽家・秋本悠希×VALENTIJN VANMEIR~

  by 古川 智規  Tags :  

今年の4月にファッションワールドという業界向け展示会を取材した記事を書いたのだが、その時に取材したVALENTIJN VANMEIRというブランドから、東京都江東区にある船の科学館でコラボコンサートを開催するので招待したいというオファーがあった。

拙稿 第3回ファッションワールド東京【春】 参照
http://getnews.jp/archives/895844

船の科学館には初代南極観測船「宗谷」が係留されていて、公開されている。
この甲板でコンサートを行うというのだ。

コラボする歌手は秋本悠希さん。

広島県出身のソリストで、現在東京藝術大学大学院博士課程独唱科に在籍中の声楽家だ。

同ブランドの金澤文恵さんと一緒に6月に船の科学館に来場したのがきっかけで、南極観測船宗谷の歴史に興味を持ち、船の科学館とVALENTIJN VANMEIRと秋本悠希さんとのコラボコンサートが実現したという。

来場者102名を数えたこのコンサートでは、すべてVALENTIJN VANMEIRの服を着て歌唱した。

挨拶に立った金澤さんは、ペンギンカーディガンという衣装について、「私の生まれは”てんびん座”なんですが、実はずっと”ペンギン座”だと思ってまして、その思い込みが高じてデザインしました」という、とんでもない勘違いをカミングアウトした。

同ブランドは、ジュエリーデザインをベルギー出身の金澤さんの旦那さんが、服飾デザインを金澤さんが行っている。

件のペンギンカーディガンは、後ほどゆっくりとご覧いただくことにする。

せっかくなので、秋本悠希さんの素晴らしい歌声を聴いていただこう。
アカペラで4K動画でお送りする。

■海と船のコンサート【UHD/4K】
https://youtu.be/QDpfk2jG5kI

コンサート後にフォトセッションをお願いした。
金澤文恵夫妻と秋本悠希さん。
ちなみに、このコンサートを取材したメディアは記者だけなので、独占取材ということになる。

そして、秋のファッショワールドが東京ビッグサイトで開催された。
実は春に取材したときに、「クラッチバッグにICカードケースを付けた方がよい」などと無責任なことを言った記者。

(許諾を得てブランドページの一部を抜き出し)

2015.4.3 Tue
ガジェット通信にVALENTIJN VANMEIRが紹介されました。 ありがとうございました!
記者さんのご意見を採用させて頂き、クラッチBAGの内側にカード用ポケットを付け加えます!

なんと、記者のアイデアが採用されていたのだ。

まずはそれを見なければなるまいと、ファッションワールドにモデルのNana.さんを引き連れて行った。

確かに、ICカード用のポケットがある。これならば、クラッチバッグのまま自動改札機にタッチできる。
いいのか悪いのかは別として、記者がブランドに機能を与えてしまったのだ。

では件の「ペンギン座」をデザインしたペンギンカーディガンの独占ファッションショーをご覧いただこう。

トップスはトライアングル ウインドウ ジッパー。モダン建築、三角窓のインスピレーションからデザインしたディティールを胸元と袖にはめ込んでデザインしたトップス。タイトで長め丈なのでよりスリムに見える効果あり。

南極のペンギンからのインスピレーションを受けてデザインしたカーディガンは後ろに向かった異素材切り替えと、上に付いた金属ファスナーを開けるとジレになる2WAYで遊べるカーディガン。

スカートはユーフォー スカート。足細効果のある切り替えが入ったUFOを思わせるラインが特徴のスカートは、前ファスナーの止まり位置も足がきれいで、上品に見えるようにこだわったデザイン。タグやステッチも特徴的。

ジュエリーはサン ドット ペンダント。太陽イメージのペンダントは、円をつないで作った円の内側に、刺しゅう糸ドットを配置したパワーあふれるデザインが特徴。

記者がデザインではなく機能にかかわってしまったVALENTIJN VANMEIRブランド。すでにモデルさんも着用し引き合いがあるという。
10月6日(火)から10日(土)11時から20時まで、東京・渋谷のValmuerにおいて同ブランドとSabrina Horakコラボレーション エキシビションが開催され、同ブランドの展示は10月8-9日。興味のある方は行ってみてはいかがだろうか。10月10日は17時30分よりレセプションパーティーが開かれ、トークイベントや数量限定ながらノベルティグッズも用意されているということなので、こちらもお勧めだ。

※写真はすべて記者撮影
 モデル:Nana.

乗り物大好き。好奇心旺盛。いいことも悪いこともあるさ。どうせなら知らないことを知って、違う価値観を覗いて、上も下も右も左もそれぞれの立ち位置で一緒に見聞を広げましょう。

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