もう1ヶ月もすれば、紅葉の季節ですね。
紅葉の代表的な木といえばカエデの仲間のイロハモミジ。
真紅に色づいた葉が、一面に拡がる光景は誰をも魅了します。
イロハモミジにも花が咲き、実が生ることをご存知でしょうか?
イロハモミジの花
4月26日に撮影
ゴールデンウィーク前くらいから見られます。
紅い小さな花弁から白い雄しべが飛び出しています。
イロハモミジの実
5月23日に撮影
翼果(よくか)と呼ばれる羽根をつけたような果実。紅く色づいてきれいです。
9月23日に撮影
翼果が茶色く色づいてきました。
昨年の12月31日に撮影
紅葉が終わり、葉が落ちる頃、翼果は風に飛ばされ、くるくる回りながらより遠くへ運ばれていきます。
植物は子孫を残すためにいろいろな工夫をしています。
タンポポが種に綿毛をつけて、風の力でより遠くへに運ばれるように、イロハモミジも種に翼を持たせることで、より遠くに子孫を増やしていったのでしょう。
植物の生命力はすごいですね。
撮影場所:滋賀県大津市皇子が丘公園 撮影者:yasuu_kusayan