デスクトップPCという用語
机の上で使うPCを、「デスクトップPC」と呼ぶことが多いが、従来は、PCの大きなディスプレイを、机の上(デスクトップ)に見立て、作業台にして、仕事に必要な道具(編集ツール、予定表、TV電話、電卓、翻訳、時計などのアプリケーション)、書類、辞書、Webブラウザなどを、必要に応じて配置し、作業するPCを、「デスクトップPC」と呼んでいた。
例えば、新聞記者は、記事を書くために、PCの大きなディスプレイ画面に、エディター、辞書、翻訳アプリ、取材したメモや写真やビデオ、過去の記事、TV電話、Webブラウザなどを置き、必要な情報を、適宜、参照して、記事を作成して、編集し、編集長に転送しているかもしれない。
また、他の記者と協同で、記事を作成し、編集することもできる。
このような作業には、大画面のディスプレイが必要で、さまざまなことを、同時に処理できなければならない。
新聞記者は、取材したメモをベースに、必要な情報を確認したり、TV電話で、遠地にいる人(例えば、編集長)と相談したりしながら、撮ってきた写真を張り付たりして、記事を編集し、完成させていくだろう。
このため、PCには、大画面のディスプレイを2台接続し、2つの机の上で、作業できるようなものもある。
これにより、記者は、さまざまな情報を参考にし、編集長や同僚などとコラボレートしながら、記事の品質や編集の効率を向上でき、記事をさまざまなメディアに展開できる。
デスクトップPCは、コンテンツの制作、CAD、TV会議ができるグループウェア、遠隔学習などに適していると思う。