オムロンのセンシング技術で、「ヒューマンビジョンコンポ家族目線(HVC-C2W)」などのアプリやソリューションを作成する、開発者向けのWebサイト「Sensing Egg Project」を紹介します。
オムロンのネットワークカメラ、「ヒューマンビジョンコンポ 家族目線(HVC-C2W)」は、画像解析を中心に13種類(顔検出、手検出、人体検出、ペット検出、動体検出、音声検出、顔認識、性別推定、年齢推定、表情推定、顔向き指定、視線推定、目つむり推定)があり、極めて高度で、きめ細かなセンサー機能を提供しています。
技術的なことは分かりませんので、間違っているかもしれませんが、一般的なネットワーク・カメラに要求される機能です。
・クラウド・ベース(SaaS)でもあること。
アプリの開発は、スマートフォンやタブレットのコンパニオン・アプリと、Webブラウザで利用できる、クラウド・ベースのWebサービス(アドオンを含む)も開発できること。
・家族の映像(例えば、子供が楽器を演奏したり、歌を歌ったりしている映像や、誕生会の映像など)や写真をアルバムとして、クラウド・ストレージ・サービスに保管でき、SNSサイトへもアップロードできること。
フリーミアムなクラウド・ストレージ・サービスを提供すると共に、Googleドライブなども利用でき、FacebookやGoogle+などのSNSサイトへも編集した映像や写真をアップロードできる。
・他のスマート・デバイス・ベンダの製品と連携できること。
さまざまなウェアブル・デバイスやスマート・デバイスと連携できるようですが、Works with Nest対応のデバイス(例えば、火災報知器、スマート・ロック、サーモスタット、スマート照明などのスマート・ホーム製品)とも連携できること。
また、オムロンが得意な、体温計、心拍計、オムツセンサーといった、ヘルスケア分野のウェアブル・デバイスと連携でき、変化を検知すると、スマートフォンなどに通知し、状況をネットワークカメラで確認して、適切に対応できること。
IoTのインタフェース仕様の標準化は、いくつかの団体により推進されているので、エコシステムを確立していく戦略を立てるのは難しいと思いますが、代表的なIoTプラットフォーム・ベンダと提携し、主なスマート・デバイス・ベンダの製品と連携できることも重要だと思います。
その他、ネットワーク・カメラの一般的な機能です。
・赤外線LEDとカメラで、夜間撮影できる。
・マイクで、話しかけ、相手を見ながら、幼児やお年寄り、ペットなどと会話できる。
・動きの範囲を絞り(モーション・マスキング)、動きや音を検知し、メールでスマートフォンなどに通知し、クラウド・ストレージに録画できる。
・火災報知器や玄関のドアなど、他のセンサーと連動し、どこにいても、現在の状況をスマートフォンなどで、現在の映像や録画された映像を確認でき、適切に対応できる。
・1日といった長時間の映像を、コマ撮り録画できる。
コマ撮りの例のビデオです。
・クラウド・ストレージに録画される、映像は、圧縮され、暗号化されている。