12月5日、ソーシャル・ネットワーキング・サービスmixiで注目のアプリケーションが登場した。自分のページに訪れたユーザーがすぐにわかる『リアルタイム足跡』である。公開から10日、15日現在61635人の利用者数を誇り、『mixiアプリ』の『全体の人気ランキング』において堂々の一位を獲得している。
『リアルタイム足跡』はmixiの一ユーザーであるよしきっず氏が開発したアプリケーション。自分のプロフィールページに設置したガジェットが、他人に読み込まれたタイミングで足跡をカウントし、リアルタイムに足跡を表示する。残念ながらmixiの仕様上、パソコンのみ対応であることなど制約も多いが、シンプルな表示であまり重くならないため、使いやすいアプリケーションだ。
mixiの特徴の一つであったリアルタイムの『足あと機能』が一定期間更新の『訪問者機能』へと変わって半年。未だにかつての『足あと』を要望する声は少なくない。
それに対し、株式会社ミクシィは『訪問者』更新頻度の短縮(7日間から5日間へ)や、コミュニティ経由での『訪問者』の表示をするなど行っている。しかし、『足あと』を必要とするユーザーはおろか、不必要とするユーザーにとってすら、中途半端な改修になっている感が否めないだろう。
今後もアップデートを予定しているようだが、その歩みは遅すぎないか。それは本当にユーザーのニーズに合っているのか。
この『リアルタイム足跡』アプリケーションの伸びはそのまま、“今”のmixiの物足りなさを表しているようにみえる。
リアルタイム足跡(mixi会員のみ利用可、パソコンのみ対応) http://mixi.jp/view_appli.pl?id=35060