はじめに

  by chuikkas104  Tags :  

日本列島が猛暑にあえぐ中、私のもとには冬がやってきた。

私はコスタリカという中米に位置する国へ留学する機会を手に入れ、既に6ヶ月程をここで過ごしている。

「行ったことのないところへ行きたい」

そんな思いで希望国の欄によく知らない国を羅列し、たまたま第一希望に書いたのがコスタリカだった。そんな数ヶ月または数年前まで縁もゆかりもなかった私がこの国で多くのことを学び、またこの国が多くのことを私に考えさせている。

読者の皆様もご存知の通りだと思うが、コスタリカという国に関する情報はそれほど日本の人々の耳にとって聞き慣れたものではない。

例えばあなたは世界地図を見た時、コスタリカの場所を指し示すことができるだろうか?

多くの人ができないことであると思う。

しかしここで私が言いたいことは、それが良いとか悪いとかそういうことではなく、コスタリカという国が非常に遠く、一般に馴染みの少ない国だということだ。私自身も出発する際にはあまり国のことについは知らなかった。

例えば冒頭の一文にそれは現れている。
コスタリカには一般的には季節の区分が2つである(乾季と雨季、一般的に乾季が夏、雨季が冬と言われる)。さらに太平洋側とカリブ海側など地域によっても季節の変化や降水量が全く異なるのだ。私の住む地域は12月〜3月が乾季、5月〜10月が雨季となる(4,11月は季節の変わり目)。つまり今は私にとっては冬である。

このように日本とは異なることがこの国には多く存在している。そしてそれらはあまり日本の人々には認知されていない。

ただ最近になって日本ではグローバル化、情報化と囁かれ、急に海外やインターネットへの志向が強まった。この流れを見ていると、「仮に私がコスタリカに関しての情報を発信したら、どこかの誰かがそれを目にする可能性は十分にあるだろう」と感じずにはいられなくなった。現在、日本にはコスタリカという国に関しての情報が少なく、人々の注目度はまだそう高くはないという現状を踏まえると、私自身が発信することによって変化はうまれるのではないかと思っている。

これが私が執筆しようと思った主たる理由である。ここからは私が学んだこと、考えたことを可能な限り多く、可能な限りたくさんの人に届けたい。そしてここに書き残したことがどこかの誰かにとって有益になることを願っている。

* 冒頭の写真は筆者の撮影したものである。

コスタリカへ留学。 第2言語はスペイン語。 若いなりに発信したい。

ウェブサイト: quasquai.hatenablog.com