価格が安くて環境にやさしい『掃除用の粉末』をまとめてみました

掃除用の粉末。
今回は、環境に優しい家庭内の掃除用という分野に絞って独断に近い形ではありますが、レポートをお送りします。

まず、『重曹』
百円均一でも売っている事や、本が多数出版されているのでメジャーなお粉です。掃除や料理レシピその他、数々の目的で使用出来る環境にやさしい『粉』であるが、基本的に『水に溶けない』という性質があるので、例えばお弁当箱やシリコン製のものを洗った場合にはは白く粉をふいてしまうという欠点があります。
実は著者は料理と水草育成用のCO2発生用などにしか重曹を使った事がないというマニアックな人であるため、こちらの説明は詳しく書けません。
解説としては全く正しくないとは理解していますが、一般の資料が豊富ですので、ここはさらっと流させていただきます(滝汗)

次にメジャーなお粉
『クエン酸』
というのにも触れなくてはいけないような気がするので書いてみます。
百円均一の場合でも重曹の隣にはほとんど必ずと言っていい程クエン酸が置いてあったりします。
これは、クエン酸自体はレモンや酢で代用出来るものではあるけれど、
『重曹は酸性代表、クエン酸はアルカリ性代表』
のような形で紹介される事が多いのが原因かもしれません。
例え重曹で食器が白い粉だらけになっても、クエン酸で中和すれば理屈では綺麗になるハズです。
また、クエン酸は水に含まれるカルシウムが固まった『カルキ』の掃除用に売っているものが多く、コーヒーメーカーや湯沸かしポットなど、ちゃんと汚れを落とすのは結構大変なものですが、便利に使われている方も多い事でしょう。
少々臭いが残るのが気にならなければ良いかと思います。
『水槽用だけれども、もっと良いのがあ(ごほごほ)』とか言わないでおこう。

実はここからが著者の書きたかったものですが、まとめと書いてしまった以上何となくメジャーなものを優先してしまいました。何となくその方が正統的かな、なんて思った事はこの際考えなかった事にしよう。うん。。。

百円均一にて、重曹とクエン酸という老舗級のお粉の隣に配置されるという粉
『セスキ炭酸ソーダ』
これは、重曹と同じ酸性の性質を持つものの、少し酸性度が高く水に溶ける粉です。特に『油を乳化する』という某化粧落としのような機能。これだけでも使う価値アリの逸品です。
薬局の洗剤のコーナーなどに置いてありません。何故なら『油ギトギト換気扇が瞬時にピカピカにー』になってしまうため、せっかく研究して作った合成洗剤が売れなくなってしまうからではないかという気がするのは私の妄想だと思いますが、効果は相当なものです。
使った感じは(かなり手が弱い人は手袋が必要)対象に適当に粉ふりかけて少し水を含ませ、指先でクルクルっと触るだけでみごとに油が乳白色の液体になるので、それを水で流すだけ。見ていてもかなり気持ち良し。
シリコンやお弁当箱のパッキンなどはこちらがおすすめです。
ただ、床にこぼしたりするとフローリングのワックスなどが剥がれるのでそれは気を付けてください。

百円均一には置いていないものの、最近メキメキと頭角を表してきている粉が出てきました。
『酸素系漂白剤』(別名過炭酸ナトリウム)
基本的には『過炭酸ナトリウム100%』という表示がしてあるもの。今回の記事はそちらを対象にしています。置いてある店は少ないものの、ここ最近話題になっている、Amazonのレビューなどでも絶賛の品です。
買い物をしている時に、某メーカー液体酸素系漂白剤とどちらが良いのか迷っていた時に薬局のおにいさんに聞いたのですが、
「泡を安定させるなどの余計なものを使っていないので、粉の方が効果がありますね。」
と、正直に答えてくれました。いい人だ。
価格は750gで400円前後。
無臭の漂白剤で、袋に穴が開いているのは中の粉が順次二酸化炭素になってパンクの恐れがあるからだそう。
色柄ものの洗濯洗剤にも最近は入っているようですが、特にお湯と相性が良いので、少し面倒ですがぬるま湯で使うのをおすすめします。
参考までに、著者の使用法を紹介してみます。

風呂釜洗いも兼ねて、風呂あがりに浴槽に粉を適量投入。
       ↓
数分追い焚き後、洗濯機の『風呂水モード』にて洗濯槽にぬるま湯になった漂白剤を入れて数回回転させてからしばらく漬け込む。
       ↓
風呂の残りの水に白い衣類または食器を入れて漬け込む(衣類の場合は洗剤を同時に入れるとより効果的)
       ↓
衣類・食器は程よくなったら水を落として軽く水洗いして通常業務へ。
洗濯槽については
『絶対に脱水の機能は使用しない』(外壁に汚れが貼り付くため)
という掟があるので、それを守って洗ってみましょう。
風呂釜洗い、洗濯槽洗いそれぞれの専用洗剤を使用直後にもかかわらず洗濯機のネットが

こんな感じになりました。

この粉については絨毯掃除から排水管掃除、その他使い方がかなり広いので自分で工夫の余地もいっぱいあります。
興味がある方は使ってみてはいかがでしょうか。

さて、記事まとめになっていましたでしょうか。(不安)
今回は手荒れもほとんどせず、環境に優しくて効果のある粉の紹介をさせていただきました。

(画像トップは無料素材『ぱくたそ』さんより、ネットの網は著者撮影)

いつの間にか個人というよりプロジェクトとなってしまいました。文章・もの造り・音楽・コンピュータから各種分析その他様々なものを扱っています。 ゲーマーかつアニオタかつハードSFとクラシックとハードコアが混在した世界の住人です。