さて、今回は東京都千代田区の神田にあるベルギービールのお店
『ブラッスリー セント・ベルナルデュス』
を紹介してみましょう。ベルギービールの醸造所である『セント・ベルナルデュス』の名を冠した店は世界でもココだけです。
つまり有名な『セント・ベルナルデュス』醸造所の公認を受けた、ベルギービールの店と言う事ですね。
この店の特徴は何と言っても「24種の樽生ベルギービール」と美味しい肉料理の数々にあります。
予約は必殺の『LINEグルメ予約』で!
基本的に良い店と言うのは混むもので「神田」と言う場所柄、夕方を過ぎれば仕事帰りのサラリーマン達で賑わうのは、確定かと思われます。
と、言う訳でも今回も『LINEグルメ予約』の出番です。
今更『LINE』をやっていない人は、あまりいないと思いますが、とりあえず『LINE』は便利です。
確かにガラケーでもメールは出来ますが、いかんせん「迷惑メール」が届きます。その点『LINE』ならば、滅多にその手の業者は現れません。なので
「迷惑メールが来る度にアドレス変更、仲間へ通知」
と言う、まったくもって「生産性ゼロ」の無駄な苦労から解放されます。
そして便利な無料アプリの数々。その中のひとつ『LINEグルメ予約』を使えば、店の予約もバッチリです。
まずはベルギービールで乾杯!
台風の接近に伴い「なまら暑い」東京ですが、逆に言えば
「仕事終わりのビールが旨い!」
となるので、あまり暑さにイライラせずに、仕事を終えてビールを飲む幸せだけを夢見て乗り切るのが正解です。
そんなサラリーマンの夢を叶えてくれるのが、この
『ブラッスリー セント・ベルナルデュス』
なのです。まさに仕事終わりの一杯に最適なプランがコチラで御座います。
こんな素敵なプランがあったら、毎日通う案件ですよね。一番美味しい「最初の一杯」をベルギービールにする喜び… 堪りませんね。
落ち着いた店内で腰を据えて飲む
外で軽く一杯だけ飲むのも良いのですが、やはり『ブラッスリー セント・ベルナルデュス』の美味しい料理も楽しみたいですね。
店内は広くテーブル席からカウンター席まであるので、用途に応じて、それぞれの席を利用する事が出来ます。
『フリット』お替わり自由の店
やはりベルギービールを楽しむ時に、まず最初に欲しい一品は『フリット』が定番でしょうか?
『フリット』はベルギー産のビンチェ芋(ジャガイモの品種)を揚げた、いわゆる「フライドポテト」です。
ちなみに「フライドポテト」の起源はベルギーと言われていて、ベルギーの人の『フリット』消費量は半端ありません。
そんな『フリット』は、やはりベルギービールとの相性は抜群で、最初のビールと同時にオーダーしても良いくらいです。
そして『ブラッスリー セント・ベルナルデュス』では、なんと
『フリット』お替わり自由
になっています。これはポテトマニアにとっては、まさに「神店」と呼んでも過言ではなく、聖地として崇められてもおかしくありません。
さらに『フリット』をディップする為のソースも、2種類選べる仕様になっていて、まさに
「全ポテトフリークが歓喜する案件」
となり、とにかく『フリット』が食べたかったらココで決まりです。
ちなみに写真左の「黒いソース」は、そのまま『ブラックマヨネーズ』と言う名称で、烏賊スミが使われています。
写真右は見た目、普通のマヨネーズですが、実はトリュフの香る『トリュフマヨネーズ』になっています。
『フリット』お替わり自由&ソース2種(620円)
この時点で『ブラッスリー セント・ベルナルデュス』は名店であると断言出来ます。
当然、筆者も「お替わり」してみましたが、最初に比べてもボリュームは変わっていませんでした。
実に良心的なサービスで、このような優良なサービスを続けていく為にも「節度を持って利用して頂きたい」と心の底から願う筆者です。
『ニシンのベルギービールマリネ』
合わせてオーダーしたいのが、コチラの『ニシンのベルギービールマリネ』です。これもベルギービールの店では定番で、酢で締めた「にしん」をベルギービールに漬けた一品です。
ベルギービールの店は「揚げ物」ばかりではなく、このような日本人好みの落ち着いたメニューもあるので、意外と日本人にも馴染みやすいと思います。
『原木からスライスする生ハム』
いわゆる「生ハム」ですが、この『ブラッスリー セント・ベルナルデュス』では原木(豚の腿肉丸ごと1本)から、都度切り分けて提供しています。
この膨らみのある味わいは、ワインだけでなくベルギービールにもピッタリです。
ちなみに「生ハム」は夏の方が香りが立ち、脂も良い硬さになって滑らかになるので、実は冬よりも夏の方が美味しい食べ物だったりします。
『本マグロのタルタル』
そして『ブラッスリー セント・ベルナルデュス』の名物と言えばこの『本マグロのタルタル』です。
限定1日8食のみなので、食べたければ最初に注文した方が良いでしょう。
こちらの『本マグロのタルタル』は、マスタードなどで和えられていて、日本で言えば「なめろう」に近い感じでしょうか?
マグロと言えば醤油な日本人ですが、たまには嗜好を変えて食べてみるのも悪くないと思いました。
そして大きな「マグロ」のアラと言うか骨の部分は、付属の「ムール貝の殻」を使って、身の部分を削ぐようにして食べます。
選べる調味料は「オリーブオイルと塩のみ」と言う硬派な仕様ですが、何気に「マグロの中落ち」にオリーブオイルは合いますね。
『エビのクロケット』
これもベルギー料理ではお馴染みの一品ですが、要するに「海老のコロッケ」と思って頂ければ幸いです。
しかし、ただ海老の身を摩り下ろして揚げただけでは、ありません。
この切断面の部分、中のクリーム部分の色を見て頂ければ分かると思いますが、何気に「海老のミソ」が入っています。
この時点で「海老フライ」を確実に超えたと思われ、海老好きならば是非とも一度は味わって欲しいメニューですね。
『ハンガリー産 鴨胸肉のハム』
『ブラッスリー セント・ベルナルデュス』と言えば、肉料理がイチオシの店で、定番の肉料理の他にも「ジビエ」と呼ばれる野生の動物の肉を使ったメニューがあります。
例えば「エゾシカ」を使ったメニューは数点あり、どれも美味しそうです。鹿を食べた事がない人ならば、是非とも「野生の鹿の味」を試して頂きたいですね。
しかし筆者の場合は鹿を獲ってくる側なので、ココはひとまず
『ハンガリー産 鴨胸肉のハム』
を頂く事にします。「鶏の胸肉」と言うとイマイチなイメージがありますが、そこは流石に「鴨」ですね。肉の風味が違います。
また「ハム」としても素晴らしく、しっとりしていてパサつき感がゼロです。塩加減も完璧で文句の付け所がありません。
このように、肉料理でも比較的「軽め」なメニューもあるので、女性にもオススメの店かと思います。
『ムール貝のバケツ蒸し』
そしてコレを食べないと終われない定番中の定番『ムール貝のバケツ蒸し』をオーダーします。
「白ワイン」「ホワイトビール」「バジル」「トマト」と、ムール貝に合わせて蒸す食材を聞かれますが、やはりそこは「ホワイトビール」が定番です。
この店もムール貝は国産の「活きムール貝」を使っているので、新鮮なムール貝の風味を生かすなら、やはりホワイトビールが一番と思いました。
セロリの香りがする『ムール貝のバケツ蒸し』ですね。筆者はセロリが好きなので、この香りは食欲をそそられます。
やはり新鮮な「活きムール貝」を味わうなら、このシンプルな調理法がベストでしょう。
あまり普段は「ムール貝」を食べない人でも、すぐ病みつきになる美味しさです。
そして最後は『リゾット』ですね。パスタも選べるのですが、やはり米の方が落ち着きます。
『ムール貝のバケツ蒸し』を食べたら、最後は残ったスープを使って作る『リゾット』で締めるのが、ひとつの様式美として筆者の中では定着しています。
月曜日はライブがある事も
そして『セント・ベルナルデュス』は月曜日に「ライブ」をやっている事があります。この日は『Humming Note』さんのライブがあり、大いに賑わっていました。
ライブがある事を知らなかった筆者にはサプライズですが、割と定期的に開催しているようなので、月曜日を狙って訪れてみるのも一興です。
『裏メニュー』
月曜日だと言うのに、店内は多くのお客さんで賑わっていました。そして隣のグループは「コース料理」を堪能している模様です。
『ブラッスリー セント・ベルナルデュス』は多くの「コースメニュー」があるので、幹事の人には有り難い店ですね。
隣からチラ見した感じだと、かなりボリュームがある肉料理の数々が運ばれています… 正直、筆者もちょっと味見したいです。
そんな筆者の視線を感じた店員さんが、裏メニューとして出してくれたのがコチラです。
もはや説明は必要ないと思います。まさに「肉料理」を得意とする『ブラッスリー セント・ベルナルデュス』の真骨頂!
究極的にシンプルな料理ですが、それぞれの味付けが違っていて「鶏の腿肉」はカレー風のスパイスで味付けされています。
豚肉は一度茹でてから仕上げているのか、ホロホロと柔らかいですね。
この塩加減からして生肉の状態で塩漬け、低温調理で柔らかくして最後に焼き目を付けたと思われます。
写真だと「ただ串で焼いただけ」ですが、食べればひとつひとつの素材の持ち味を生かした、凄い料理である事が分かると思います。
『ブラッスリー セント・ベルナルデュス』総評
基本的にはベルギー料理の定番、店の看板メニューに沿う形で進めている筆者ですが、最後の最後にやられましたね。
記事にする都合上、ベーシック路線を歩んだのですが、最後の裏メニューを食べて思ったのは
「最初から肉重視で食べれば良かった!」
と、言うのがストレートな感想です。勿論、肉料理以外も美味しくて満足したのですが、最後のアレで全部がひっくり返ってしまいましたね。
都内にはベルギービールの店が多くありますが、とにかく「肉料理」に関しては頭ひとつ抜き出た感があります。
みなさんも是非『ブラッスリー セント・ベルナルデュス』に訪れた時には、シェフ自慢の「肉料理」を食べてみて下さい。
その美味しさに驚く事、間違いなしですよ。
『ブラッスリー セント・ベルナルデュス』
東京都千代田区 内神田3-6-2
営業時間
火~金:11:30~14:00
17:00~24:00
土: 15:00~23:00
日: 14:00~23:00
祝・月:17:00~23:00不定休