7月2日、元メンバーの田口智治氏が覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されたことで各メディアでとり上げられているロックバンド『C-C-B』。
実に残念な事件だが、ここで日刊ゲンダイのある記事が物議をかもしている。
『元メンバー逮捕で話題 「C―C―B」は究極の一発屋だった?』
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/161429「ツアーは55歳のベース・渡辺英樹の大動脈解離によって中止となってしまいましたが、ヒット曲が『Romantic――』しかなく、『一発屋』と呼ばれたバンドがこれだけ長く、忘れられていないというのはどうしてなのか」と、音楽ライターも首をひねるのである。」
※一部を引用
この記事はYAHOO!ニュースなどにも配信され多くの人目にさらされたが、1980年代にリアルタイムでC-C-Bを見知った世代と思われる読者からは
「当時のCCBを知らない世代が書いた記事だなこれ。決して一発屋じゃないだがな。」
「C-C-Bが一発屋?当時を知りもしないのに、くだらない記事を書いて。こういうのをマスゴミって言うんだろうなぁ。」
などと手厳しい批判が寄せられている。
それもそのはず、C-C-Bは記事中で触れられている『Romanticが止まらない』(1985年)以外にも『Lucky Chanceをもう一度』(1985年)、『原色したいね』(1987年)など、オリコン10位以内に入ったヒットシングルを10曲以上持っている。
ランキングやセールスでチェッカーズ、TM NETWORK、安全地帯、BOØWYなどとしのぎを削った、押しも押されぬ1980年代の大人気バンドだ。
ゲンダイの記者やコメントを寄せたとされる音楽ライターは後年のバラエティ番組などでC-C-Bが”懐かしのバンド”的に扱われているのを観て間違った認識を持ってしまったのかもしれないが、少しでも調べる気があればC-C-Bが一発屋かどうかはすぐに判断がつくはずである。
情報を社会に伝える仕事人としては脇が甘いと指摘されてもやむを得ないであろう。
※画像は『日刊ゲンダイ』、『Twitter』から引用しました
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/161429