ドーナツには岩塩が新しい?東京駅の新しいお土産『Chou chouベイクドーナツ』

  by 古川 智規  Tags :  

東京にはありとあらゆるお土産がある。駅で買い求めるスイーツもそのうちのひとつだろう。
5月15日から東京駅ほかで発売が開始されるファッションスイーツ「Chou chou(シュシュ)ベイクドドーナツ」の発表会を取材した。
新しい東京のお土産となるのか?記者はそこに「岩塩」を見た。

東京駅八重洲地下中央口を出たらそこは東京駅一番街。あらゆる東京のお土産がそろう、東京駅から出発する際のお土産買い忘れや、最後まで悩んだ際のとりで的な存在だ。

左に曲がったらすぐにある間口の狭いドーナツ店がアンジェリークNY東京駅一番街本店、元々はクロワッサンドーナツが主力商品だそうだ。アンジェリークとは架空の人物でフランス系アメリカ人のニューヨークテイストで作ったスイーツという設定だそうだが、架空の人物でフランス系アメリカ人とは芸が細かい。

クロワッサンの生地をドーナツにして、ブドウの種の油(グレープシードオイル)で揚げるというちょっと変わった製法のドーナツだ。

ノンフライタイプもあるが、難点は製造から1日しか日持ちがしないこと。

「全部手作業で作っていますので、店頭に並んでお買い上げいただいても、大阪までお持ち帰り頂くのが限界なんです。」とは同社の神崎取締役。

そこで今回、まったく新しい日持ちのするドーナツを開発したという。「Chou chouベイクドドーナツ」がそれだ。Chou chouは「ポニーテールとシュシュ」のあのシュシュ。

かわいらしいバッグ型の箱に入っているが、持って帰るときにはちゃんと紙袋に入れてくれるので、出張族の男性も恥ずかしがることはない。生地を一晩寝かせてじっくりと作り込んだものだが、1か月は常温で日持ちするという。さっそくスノッブレモン、フラッパーベリー、プレッピーチョコレートの順に試食した。

あれ?ケーキ?というのが最初の感想だ。あまりスイーツは食さない記者だが、ベイクドチーズケーキやタルトに非常に近い食感でさっぱりした甘さで男性でもいける。
ここで出てきたのが「岩塩」。新しい食べ方の提案だそうで、ドーナツに塩を付けて食べるとは思わなかったが、これがまた何とも言えない大人の味。食べた時は塩味は全くしないが、甘さの後にミネラルを大量に含んだ岩塩そのものの味が舌の両サイドに少し残る不思議な味だ。これからの暑い季節には塩分補給にいいのではないのか?
前出の神崎氏に岩塩は付いているのか聞いてみたが、付いてないという。それは非常にもったいない、記者は絶対に付けるべきだと思う。と、部外者ながら意見してしまうのが記者の悪い癖だが、美味しかったのだから仕方がない。

冷蔵庫で冷やしても、冷凍庫で冷凍させてもおいしいですとのことだったので、記者は頂いたChou chouを凍らせてみた。かたいアイスクリームのようなしっとりした味わいとなり、これは暑い日には是非とも凍らせて食べるべきだ。
発売日には間に合わないかもしれないが、「そこまでご提案いただけたのであれば岩塩は必ず付けるようにします。」と神崎取締役が約束してくれたが、たぶんそちらの方がいいと思う。
Chou chouは3タイプで1個税込240円。5月15日からアンジェリークNY東京駅一番街本店の他、橋本店、東陽町店、コルトンプラザ店で発売される。
東京駅の新しいトレンドとなるか。お土産に迷ったときには立ち寄ってみるといい。

※写真はすべて記者撮影

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