4月27日に大阪城公園のすぐ隣、大阪市中央区の日生球場跡地に開業した『もりのみやキューズモールBASE』へ行ってみました。キューズモールは東急不動産が近畿圏に展開する商業施設で、もりのみやは4施設目。
野球場の跡地ということで、“豊かに生きる、ココロ・カラダ特区”をコンセプトに、「スーパースポーツゼビオ」やスポーツジム「東急スポーツオアシス」などのスポーツをテーマにしたテナントや、診療所などヘルスをテーマにしたテナントが多数入っています。
入口すぐにはクライミングウォールが。
■日本初の走れるショッピングセンター
『もりのみやキューズモール』の最大の特徴は、屋上のランニングトラック“エアトラック”。近くの大阪城公園まわりがランニングコースとして知名度が高いことや近隣の住民の方の希望により、1周約300m・3レーンの人工芝トラックを設置するに至ったのだとか。
しかも、利用料は無料。ランニングやウォーキングを自分のペースで楽しむほか、大阪城公園まわりをランニングした後の、クールダウンにも使えます。
うかがったときはランニングをされている方は女性1名、あとはみんなとりあえず歩いてみる...といった様子。オープニングの熱がある程度落ち着いたころに、本来あるべきスポーツ施設として利用されていくのでしょう。
そのほか、屋上にはフットサルコートも。まさに“ココロ・カラダ特区”を体現したショッピングセンターと言えます。
■最寄り駅、市営地下鉄・森ノ宮駅の案内広告に注目!
当モールがもっとも近いのは市営地下鉄の長堀鶴見緑地線“森ノ宮”駅。こちらの駅構内に貼られている案内広告が、これぞ大阪!と思わせてくれます。
大阪城の近くということもあって、豊臣秀吉の肖像画を使用。こてこての大阪弁を使った案内コピーは一枚一枚違うというこだわりようです。
モールに上がるのに一番近い2番出口のそばには。
エアトラックを訴求するこんな柱広告も。
でも、私が一番好きなのはこちら。
2番出口とは反対のホームに掲出されていたこちらの広告。読んだ誰しもが思うことを、森ノ宮をリスペクトしているというキャラクター『モリスペクター(26歳・男・野球が好き)がしっかりと突っ込んでくれています。
ありがとう、その通り!
貼る場所に合わせて作られたそれぞれのコピーに、思わず頬が緩むこと間違いなし。
2014年・2015年は、大坂冬・夏の陣から400周年ということで大阪城では大阪の魅力を国内外に発信する『大坂の陣400年プロジェクト』が実施されています。そんな、いま注目が集まる太閤秀吉を面白おかしく起用した『もりのみやキューズモール』。スポーツ&ヘルスをテーマにした新しいショッピングモールとして、うまく定着していくのか。今後に期待したいです。
(写真はいずれも著者撮影のもの)