タイ語の街角 vol.4 / ウィークエンドマーケット その2

  by ジョナサン・バード ( Jonathan Bird )  Tags :  

こんにちはタイ語研究家のジョナサンです。前回に引き続き、ジャトゥジャックのウィークエンドマーケットの一部を紹介していきます。このマーケットには雑貨の店舗もたくさん出ているので、飲食店の飾りをまとめ買いするにはもってこいです。上の写真の店は、タイにある果物や野菜の樹脂製のレプリカだけを売っている店です。写真で見ると本物に見えるかもしれませんが、樹脂製の軽い素材に、手作業で色をつけているそうです。枝の部分は紙のような素材を編んだものを使ったりしています。手塗りなのでひとつひとつの表情が微妙に違い、それが妙なリアル感を出しています。商品の値段は大きさによって変わりますが、たしか60バーツくらいから2000バーツくらいだったと思います。ドリアンが一番高かったですね。果物の種類によっては、ゴムのような柔らかい素材でできているので、子供がさわっても安心です。私は、おみやげでマンゴーや唐辛子のレプリカをよく買っていきます。腐らないので店の飾りつけに丁度いいですね。

ジャトゥジャック・ウィークエンドマーケットの象徴といえるのが、この写真に写っている時計台(หอนาฬิกาตลาดนัดจตุจักร)です。渋谷のハチ公のように待ち合わせの定番になっています。プミポン国王の60歳の誕生日(1987年12月5日)に建てられました。

タイではスイーツ屋も充実しています。暑い国なのでケーキのスポンジがかなりしっかりしています。最近タイでは、日本のシュークリームやパフェなどが若者の間で流行っています。

こちら豚足煮込み(ขาหมูพะโล้)の店ですね。このように人が集まる所には必ず飲食店があるのが、タイのいいところです。タイの豚足煮込みは、中国料理の影響を受けているので、独特のスパイスの香りと甘みがあり、ご飯やクイッティアオなどの麺によく合います。

家や店舗の表札を作っているお店です。アルファベットでもできるので、時間があれば作って、持って帰るのもいいかもしれません。タイは木彫などの木工技術や、竹細工・織物などの技術も高く、職人さんがたくさんいるので、細かな注文もできます。

ウィークエンドマーケットは名前の通り土・日のみの営業ですが、バンコク市内にはこのような専門店街がたくさんあります。服や布製品・帽子だったらボーベー市場(ตลาดโบ๊เบ๊)、生花・フラワーアレンジメント関連でしたらパックローン市場(ปากคลองตลาด)など、数多くの市場が毎日賑わっています。バンコクを旅行する際は、何かテーマを決めてその分野に特化すると、かなりディープな旅になることは間違いないです。その際には値段の交渉を忘れずに。

* 今回のタイ語フレーズ *
หอนาฬิกา:時計塔
ตลาดนัด:定期市
จตุจักร:ジャトゥジャック(地名)
ขาหมูพะโล้:豚足の煮込み
ตลาดโบ๊เบ๊: ボーベー市場(衣服専門の市場)
ปากคลองตลาด:パックローン市場(生花・フラワーアレンジメント専門の市場)

*写真はすべて筆者がタイ・バンコクにて撮影

・タイを中心とする東南アジアの言語・文化を研究しています。 日本のメディアにはあまり登場しないタイのニュースをわかりやすく伝えていきます。最近は、タイの農業・地場産業の動きに注目しています。 ・好きな食べ物:ドリアン、パッタイ