タイ語の街角 vol.3 / ウィークエンドマーケット その1

こんにちはタイ語研究家のジョナサンです。バンコクの観光ではずせないのが、毎週土日に開催されるウィークエンドマーケットでしょう。一番有名なのが、ジャトゥジャック(ตลาดนัดจตุจักร)という所で行なわれるもので、規模もバンコクで最大です。店舗は約8000件、27のエリアに分かれています。販売されている物の種類は、主に「野菜・果物」「服」「動物」「植物」「調味料」「インスタント食品」「生鮮食品」「雑貨」の8種類です。

このほかにも、飲食店や喫茶店などもたくさんあるので1日では周りきれません。屋台のアイスクリーム屋やタイのお菓子関連の店も充実しているので、一気にタイの雰囲気を満喫できます。服などは単品で買うとやや割高ですが、ダース単位で買うといくらか安くなるので、ほかの店と値段を比べながら買い物するというスタイルが賢いやり方です。

今回は動物関連の写真を紹介していきます。動物関連のエリアは飲食店などから離れていて、ちょっと奥まったところにあります。

バルーンモーリーという種類の魚(ปลาบอลลูน)が5バーツ(約15円くらい)で販売されていました。動物を販売しているエリアに、熱帯魚だけやたら売っている場所があります。

こちらはアロワナです。種類はよくわからなかったのですが、たしか2000バーツ(約6000円)程度で販売されていました。日本には持って帰れなそうですね。水槽に ห้ามจับกระจก(水槽に触れるな)の文字が見えます。かなり大きな個体もいました。

これはコオロギです。食用ではなくて、闘魚ならぬ闘コオロギ用の物だと思われます。タイでは、ギャンブルで闘魚や闘鶏などがあり、コオロギも闘わせたりします。

やはり一番人気が高く、人が多いのが子犬のコーナーです。完全にパピーミル(子犬の工場)と化しています。最近タイ人でも犬を飼う人が増えてきましたね。そのほかにも、ハムスターのコーナーも人気があるようです。

動物を買って日本に持ち帰るのはかなり困難なので、市場で眺めるだけという感じになりますが、市場の中が動物園化しているのでぶらぶらするだけでもかなり楽しめます。またヘビやイグアナなどもいましたので、爬虫類系が好きな人もいいかもしれません。ちなみに小鳥はかなり充実しています。

動物をテーマに、タイ旅行をするというのも面白いですね。

* 今回のタイ語フレーズ *
ตลาดนัด:定期市
จตุจักร:ジャトゥジャック(地名)
ปลาบอลลูน:バルーンモーリー(魚名)
ห้าม: 禁止する
จับ:触る
กระจก:ガラス(水槽の)

*写真はすべて筆者がタイ・バンコクにて撮影

・タイを中心とする東南アジアの言語・文化を研究しています。 日本のメディアにはあまり登場しないタイのニュースをわかりやすく伝えていきます。最近は、タイの農業・地場産業の動きに注目しています。 ・好きな食べ物:ドリアン、パッタイ