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漫画 江川広実
高校時代の甘い思い出。
3月14日。
私はバレンタインチョコのお返しとして、今のカノジョである牡丹にキャンデーを貰いました。
それから27年……。
2015年3月14日。
牡丹は職場の宴会で遅くなり、帰りは夜11時でした。
遅いといってもまだホワイトデーの当日。
私はドキドキしながら待ちます。
牡丹「もう寝るねー」
あれ?
……まぁ、忙しくて忘れているのかもしれません。
牡丹「あ、これ。職場の子がくれたお菓子」
クッキーをぽいっとテーブルに置き、寝室へと向かう牡丹。
私は他人から貰ったクッキーを見ながら、ちょっと呆然としています。
いやいや、今日「は」本当に忘れているだけでしょう。
私は翌日まで待ちます。
次の日。
牡丹「そろそろ寝るね-」
やはりホワイトデーのプレゼントはありません。
ちょっと悲しい私。
でも、もしかしたらコンビニのセール品を買ってきてくれるかもしれない。
今日、あちらこちらでセール品のちょっと豪華なお菓子を見たよね、と思う私。
そして再び翌日。
牡丹「ただいまー」
楽しそうに夕食を食べる牡丹。
私「あのー。そろそろホワイトデーがどうなったか聞いていいかな?」
牡丹はむせます。
牡丹「ごめん。本当にごめん。すっかり忘れていた。
でもホワイトデーだけじゃなくて、毎日が私にとっては特別で、プレゼントをあげる日っていうか……。
ごめん」
牡丹は忘れていたようです。
お菓子業界が仕掛けたホワイトデーですが、やはりちょっと美味しいお菓子が食べられないと悲しいものですね。
ホワイトデー誕生秘話
全国飴菓子工業協同組合
http://www.candy.or.jp/whiteday/hiwa.html