仮想通貨ビットコイン一発理解!サルでも分かるビットコインの仕組みと問題点

最近よくニュースに出てくる【ビットコイン】
わかったふりしてニュースを聞いてるけど、実はイマイチ・・・なんて方もいると思います。
ニュースをみてもよく分からない!ところを1発理解!
これで明日から、「あ、俺ビットコインわかるけどー」ってな感じ!

 

 

 

【そもそもビットコインとは?】

とある人が「終わらない計算式」の中に「特定の数字」を見つけます。
その数字を「ビットコイン」としました。

へ?何それ?って感じですが、それがビットコインなのです。

数式をざくざく進めていって、偶然出会う数字がお金になる、なんて
マリオのゲームで土管を進んでる感じです(笑)

実際のビットコインの計算はチンプンカンプンなので
終わらない計算式といえば円周率!と仮定してみましょう!

3.14159 26535 89793 23846 26433 83279 50288 ・・・・・
たとえば
この円周率の中の【26】これが1ビットコインなのです。
先に出された26(=1ビットコイン)は、もう誰かのものなので、次の26が出てくるまで、ずーっと計算します。
最初のうちは26も出やすいのですが、(ビットコインの計算式は)計算が長くなるにしたがって26が出づらくなります。
26というビットコインは、なかなかレアになってくるわけです。

がんばってこの数字(ビットコイン)に当たるまでパソコンに計算をさせます。
本気の人はすごいサーバールームなんか作って、
パソコンに永遠に計算させまくってる。。。なんて噂も(笑)
最近は26(的なビットコインの数式)が出なくなったので
パソコンにずっと計算させてる電気代の方がすごい。。。なんて笑い話もあるくらい
みんなビットコインを探しているのです。

【なんだかすごい価値が出てきちゃった!】

2009年にビットコインは運用を開始されます。
といっても、どこかの国や、金融機関が発行している「お金」ではないので
あくまで「個人取引」です。
ビットコインが欲しい人と、持ってる売りたい人がいて、個人同士のやりとりなので
オークションサイトみたいなものです。
オークションサイトと同じで
安全に取引できるように「取引所」という会社を通して行われることが多いのです。

パソコンをフル回転させてビットコインを見つけるか、取引所で誰かに売ってもらうか、
ビットコインをゲットする方法は大きくはそんな感じだったようです。


【なんでビットコインが欲しいの?】

ここまで読んでみて、たいていの人は思うと思います。
「別に・・・ビットコインそんな欲しい?」

実はビットコインには優れた特徴があるのです。

①換金率がGOOD

海外旅行などに行くときに実感する「ドル円」と手数料。
ドル円が「1ドル100円」となっていても、空港で換金したら100円では出来ず
105円で→1ドルなど手数料がかかります。
ビットコインは、個人取引なので、手数料がほとんどかからず
別の国のお金にしよう、と思ったときに、
1度ビットコインを挟さむことでお得になる仕組みがあるそう。

円→ビットコイン→ドル
100円→1ビットコイン(手数料1円)→1ドル

銀行などの手数料に比べると
かなりお得な1円の手数料ですむ!と言った具合です。
(※実際のレートは違います)



②どんどん価値が上がる

「ビットコインの掘り出しゲーム」では、なかなかコインが出なくなってきているので
どんどんビットコインの価値が上がっていきます。
日本円100円を1ビットコインにしていたとしたら、1週間後、150円=1ビットコインになったとします。
ここで、日本円に戻せば、50円得します。

ビットコインは、2009~2012年はあまり変動がありませんが、
ギリシャの財政破綻もきっかけのひとつとなり、2013年から価値が1000倍になりました!

1万円が1000万円です・・・( ゜ω゜)
買っておけば。。。買っておけば。。。と思わずにはいられませんw
「まだまだ上がっちゃうんじゃん?!」という期待感も後押しして
ビットコインがほしい人が増え、
さらにビットコインの価値は上がっていくのです。




③ビットコインで直接支払い
ちなみに・・・最近のサービスなのですが
スマホ(QRコード)を使って、ビットコイン決済ができる飲食店などもあるそうです。
スイカでコンビニ決済する時、みたいな感じですかね?
ビットコインでこれが出来るって結構すごいことですよね。
レストランで「この株券で支払います」みたいなものです。
なんかブルジョワ?

特に①と②が
海外も含めてビットコインが人気の理由みたいです。



【投資としてのビットコイン】

2013年にビットコインの価値が上昇したきっかけともいえるギリシャ財政破綻。
国という組織でさえ「倒産」してしまう時代。
「国が発行しているのお金も信用できない!」

そう考えた人たちが「ビットコイン」という投資先を見つけます。

現実の通貨が信用できないから仮想通貨に投資・・・・なんて、
投資家って変わってる?という気もしますが
投資の世界では「仮想のものに投資をする」のは良くありますよね。
有名な日経先物は、「未来の日経平均がどうなるか」に投資しています。
(wikiより・・・日経平均株価を原資産とする株価指数先物取引)

その平均値は、お金のように紙幣実物はありません
だって「平均値」ですから。

こんな風に考えると「見えないものに投資する」というのは
案外、投資家さんたちにとっては普通のことかもしれません。
株も、
昔のように株の紙をやりとりすることはなく
ネット上で電子決済しているので
実在感、というのは薄いかもしれないですね。

と言っても、
企業データに基づく株と、
運で発見されるビットコインは大きな違いがあります。

だからこそ、ビットコインは

「価値の判断が揺らぎやすい」


=「大きく変動する」



「価値が跳ね上がる可能性がある」
夢のある(ギャンブル性の高い)投資なのです。

 

 

 

 

【リスクがあるのは分かっていたので】

最近ニュースの「マウントゴックス社(MtGox)」
マウントゴックス社はサイバー攻撃を受けて
システムがダウンしたために、
ビットコイン取引やサーバーに保管しておいた顧客のビットコインが消えてしまった。というのです。

テレビでインタビューされた外国人投資家がこういってました。
「1500万円分預けていた。
だがリスクのあることは分かっていたので、コインが消えてもそんなに怒ってないよ。」

そう、何度も書いている通り、ビットコインは投資なのです。
ただ、お金を持っている・預けている、のとは違います。

(普通のお金のように使える店舗が出てくるなどの展開はありますが、基本的には投資対象として見られている)

なので、リスクがあるのは他の投資(株や国債などと)同じ。
いつかビットコインの価値が0になることもありうるのです。
だって、一国の国債の価値が0になることがある時代ですから。
それを分かってビットコインを持っていたから問題ない。と。

インタビューされた投資家さんがいう「リスク」に
「取引所がつぶれる」というリスクが含まれているか、は分かりませんが・・・

 
株の世界で言うと日経取引所がつぶれるということに近いわけですから
「そんなリスクあり?!」って気がするのですが・・・
さすがに1500万円・・・!と思ったのですが

もしかすると、この投資家さんは初期のころに持っていたビットコインが
今1500万円の価値がある、という意味で言ったのかもしれません。

数万円で始めたビットコインの価値は
今や1000万以上ですから、実際に失ったのは数万円?という見方もできます。
(勝手な予想です。私は数万円でも泣いちゃう(笑)

 

 

【法整備を待ってチャレンジしたい?】

ビットコイン、誰が発行しているわけでもない、ものです。
とある数式に隠された数字を見つけて、その数字をコインとしているわけです。

民事再生法を申請した(倒産した)Mtgox社は、
そのコインを取引している会社で
コイン発行会社でも管理会社でもありません。

麻生太郎財務相
「通貨として誰も認めていない。長く続かないと思っていた。どこかで破綻すると思っていた」と
被害者の自己責任と言っています。
みなさんは、どう思いますか?

Mtgox社が実際の資金やお金を集めていた?という報道もあるので、
そちらについては良く分かりませんが、

仮想通貨にしぼって考えてみると・・・
ビットコインの取引をしている会社が(管理が悪くて)ビットコインを失ったというのは、
今の法律ではどういう風に解釈されるのでしょう??



①例えば荷物を失ったら?
宅急便の会社が100個の荷物を預かっていて、全部なくしてしまい、そのことで会社がつぶれた。
お客さんには荷物は届かない。
ビットコインを商品と考えるならこんな感じでしょうか?

ちょっと複雑になりますが、仮想通貨よりに考えてみると。。。
②アメGやモバGをネットで売り買いしてたらオークションサイトがなくなった。
ゲームなどでアメGやモバGという仮想通貨を使ってる方は多いとおもいます。
今の私達にとっては身近な仮想通貨です。
これらをゲーム外で取引するのは各規約に反するので現実には出来ませんが、市場で円と取引できると仮定してみます。


条件1
Gがあるといろんなゲームができる。なのでみんな欲しい。
条件2
Gは友達に「イイネ!」するともらえる。
条件3
Gをゲーム内で買うことはできない。
条件4
ゲーム内では買えないが、オークションでGを売ってる人がいる。

 

 

オークションサイト(取引所)がなくなるまでを考えてみると・・・

ゲームプレイに必要な100Gをオークションサイトで買おうとしている人がいます。
(イイネをたくさんするのが大変なので、もう買っちゃう!)

Gが欲しい人はたくさんいるので、オークションサイトでの価格は毎日変動します。

やっと100Gをオークションで落札&入金しました。

しかし、オークションサイトがクラッキングされ、入札履歴や出品していたGデータが消えてしまいました。

出品者はデータが消えてしまったので渡せないし、落札者は入金したのにデータがありません。

この中で一番わるいのはクラッキングした人ですが、
このとき、オークションサイトにはどんな責任があるのでしょう?

 

オークションサイトの責任はMtGox社の責任は何?と似ているかなと思います。
簡単にクラッキングされるような脆弱なページを作ったことは、責任追及されるかもしれないですね。

 

MtGox社のページはかなり前からクラッキングを受けていたという情報もありますので、
もし対応していなかったとしたら、責任があるのかなーと思います。

 

Webサイトも建物みたいに安全基準建築法があればいいのですが・・・

今回、仮想通貨の問題がたくさん取上げられて
「なんだか危ないもの」というイメージがついてしまったのは少し残念な気がしています。

 

仮想通貨には良いところもたくさんあります。
国というボーダーを越えて使用される通貨が存在すれば、
良い意味で世界はボーダーレスになり、もっと経済的にみんなが豊かになるきっかけとなるかもしれません。

 

通貨を発行している各国としては認めづらいと思いますし、

(2013年に アメリカでは通貨として価値があるという公式の発言があったりする)
責任の所在や、今ある通貨との関係、見えないものを取引する危うさなど問題点も多いですが

 

これを機会にみんなが安全に仮想通貨を扱えるように、法の整備なども進んでいくといいですね。

 

 

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パソコンやスマート機器に詳しいアイドルとしてタレント活動をしている。 著書「世界一やさしいパソコンの本」 ネット放送局「ぴよひなチャンネル」運営 パソコン関連のイベント出演、HDDやネットの世界をテーマにしたCD発売、 ネット放送のテクニカルサポート、運営。

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